100331の新聞に「小学教科書 ページ25%増」がありました。
「ゆとり教育」、なんだったんでしょうねえ?
これがよい方針なら、今でも残っているはずですが。
今や、完全にKO負けという感じですね★
ところで、2010年春のTVドラマ『特上カバチ!』を見ていましたか?
行政書士のドラマです。
主演は、行政書士補助者に田村勝弘(櫻井翔)。
先輩の行政書士に住吉美寿々(堀北真希)。
田村と住吉のやりとりに、こんなものがあったのですね。
失敗ばかりする見習いの田村に、先輩の住吉が言うセリフ・・・。
住吉「この、ゆとり世代が!」
ああ~、こんな使われ方するのかと思ってしまいました★
さて新聞記事には、歴代小学校教科書のページ数も載っていました。
小1~小6の国算理社の平均ページ数の合計です。
教科書検定結果の発表年で比べていますよ。
● 1988年 3469ページ
● 1991年 3396ページ
● 1995年 3350ページ
● 1999年 3278ページ
● 2001年 3090ページ
● 2004年 3639ページ
● 2010年 4645ページ
90年代~2001年は、減り続けていたんですね。
そして近年は、全国学力テスト、PISA調査・・・。
様々な調査から、慌てて(?)増やしていった気がします★
たとえば、教育出版(←出版社)の算数教科書についてです。
小1~小6の合計ページは・・・。
● 1960年 1370ページ
● 2001年 924ページ
● 2010年 1373ページ
1960年版は、「詰め込み教育」と批判されていたようですね。
2010年版は、ページ数だけなら1960年版よりも上になりました。
「内容が充実した」という一点からなら、よいですよね。
上のページ数からすると、また「詰め込み教育」と批判されないか?
国際的な観点から、世間の流れから、内容からなど考えると・・・。
私は、そこまで批判されることはないような気がします。
増えた内容は、学習内容そのものもありますが・・・。
「言語活動」「スパイラル」「活用力」が考えられ、増えています。
「勉強のやり方」が増えたような感じでしょうか。
つまり、学習内容や暗記内容だけが増えたわけではありません。
● 「言語活動」は、子どもの発表のやり方など
● 「スパイラル」は、復習の内容など
● 「活用力」は、身近な生活にどう関連するかなど
けっこう参考書的な作りになっているようです。
さて平成22年度、塾の現場から新指導要領を見てみると・・・。
・・・次回へ続く。