ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

『心の持ち方』レポ(4)

2009-12-30 | 勉強に役立つ書籍

◆◇◆『心の持ち方』ジェリー・ミンチントン著 弓場隆(ゆみばたかし)訳(Discover)より◆◇◆

心の持ち方のヒントを伝授します。

はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。

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害がないかぎり、人の行動を変えようとしない

ほとんどの人が、相手に行動を改めるように要求する「病気」にむしばまれている。
この病気の症状は、「相手の行動で気に入らないことがあれば、それを改めるのは相手の義務である」と思い込むことだ。

たとえば、隣でガムをかんでいる人がいるとする。
あなたはその音を不快に感じたので、「もしそれを伝えれば、相手はすぐにその行動を改めるはずだ」と思い、相手に伝えた。

その結果、相手はあなたに謝ってガムをかむのをやめるかもしれないが、逆にあなたの言葉に反発して、ガムをかみ続けるかもしれない。

このことは興味深い考察につながる。
相手が自分の行動を変えるのがむずかしいのと同様、あなたも自分の行動を変えるのがむずかしいということだ。
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『みとめの3原則』〔木戸一敏(きどかずとし)著(こう書房)〕という書籍を読みました。

自分や自分の周囲にあるものを認めていこう。
そうすれば、すべてがうまくいきはじめる、という内容です。

その中に、勉強のこともありましたよ。
少し見てみましょう。

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「早く勉強しなさい!」
親は子どものためを思って言います。

それを「うるさいな、わかってるよ!」と子どもが反発するのは、子どもなりに頑張っている部分をみとめて欲しいから。
いつまでたっても「みとめてくれた」という実感が得られない。
そう感じると、子どもは親の気持ちとは正反対の行動を起こすのです。

つまり、あなたが心地よく思えない相手の行動の裏側には「みとめて欲しい!」というメッセージが隠されていたんです。

では、どうすればいいのでしょうか?
答えは簡単です。
「みとめて欲しい!」と言ってるんですから、みとめてあげればいいんです。

そうすると、面白いようにすべてがうまく回りだすんです。
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家で勉強しない子どもにイライラすることがありますよね。
でも、何を言っても効果なしとか・・・★
言うとしたら、子どもをみとめることを言うとよいかもしれません。

たとえば・・・。

「塾ではよくやってるよね」
「計算はミスが少ないよね」
「絵を描くのだけはうまいよね」

・・・などですね。

相手(子ども)を変えるのはむずかしいものです。
変わるのは、まず保護者やオトナのほうかもしれませんね☆

・・・次回ラスト。

コメント
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