岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

三郎堤の二本杉

2015-02-01 09:21:09 | 日々の暮らし

 地域の水がめ 三郎堤の一角に「首洗いの池」という物騒な地名の場所がある。
近くを通る道路からは一段と低いところ。
そこに生えた二本の杉は大きくは見えないが道路を下って見上げると大木である。
堤体改修工事の時は邪魔になったはずだが物騒な地名もあって伐採されることなく残されたらしい。

 昔、近くにあった小学校から 杉の近くの本宮山と呼ばれる小高い丘に写生授業に来て、当時、潅木の山道を下り、うっそうと葦の茂る堤端の杉の根元に来て絵具を溶かす水を汲んで
「首洗いの池」と書かれた立札を見てドッキリした思い出がある。

 泉三郎忠衛が拓いたとされる三郎堤には伝わる伝説が多い。

 その一つ、本宮山の中腹の「槍塚」は訳あって名前を記せない人のお墓と伝わる。

残された不気味な地名、伐採をためらう二本の杉、名前を記せないお墓・・・・・等々伝わる伝説は多い。

 満々と水をたたえる三郎堤は数々の伝説とともに現在も100余町歩に水を供給する。

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