赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

白菜とベーコンのスープを食する

2003年05月23日 | ■日常的なあまりに日常的な弁証法
八百屋さんで、まるまると肥え太った白菜を手に入れた。葉の巻きもしっかりしているようで重量もそうとうなものだった。片手ではとても持ち上がらず、両手でかかえるほどの大きさだった。

これで230円である。野菜に掘り出し物はないだろうが、思わず売場の棚の前で感嘆の声を上げたほどだった。

今夜は「白菜とベーコンのスープ」にしよう。

八百屋さんからの帰り、畑のわきに設置されてある無人販売小屋がある。見ればキャベツが二つほど売れ残っていた。手で触ってみると、見かけに反して、これまた葉の巻き具合がしっかりしているようで以外に手にずしりときたのである。もちろん二つを丹念に持ち比べて、重いほうを選んだ。

箱のわきに「お金はここに」と書かれた貯金箱のようなものがあって、そこに150円を投下し、白菜の入った袋に入れたのだが、帰宅するまでに、ぶら下げている手がしびれるほどだった。安かったということもあるが、今日の重さはいささか嬉しかったわけである。

さて、白菜とベーコン・スープはいつもに比べても完璧に近く、日頃は口うるさい家人にも好評をもって迎え入れられたことは言うまでもない。
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