赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

従兄弟から電話があった

2002年05月08日 | ■日常的なあまりに日常的な弁証法
GWに入る前の日だったか。母方の従兄弟から電話があった。20年近く会っていない。数年前に離婚して今は身軽な一人暮らしだとのことなりや。誰もいないのだから遠慮はいらない。泊まるつもりで、いつでもよいから遊びに来てくれよ、と熱心に誘ってくる。こっちのヒマさかげんも、すでに誰かから耳に入っているらしく、断る理由が見つからない。私より2歳年上で50代の半ば。田舎で小さな薬局を営んでいる。東京で暮らし始めて以来、彼のところには行ったことはないが自分の育った町でもあるし土地勘もある。駅前だというなら行きさえすればすぐ分かる。電話では近いうちにきっと行くから、などとその気になって返事をするのだが、受話器を置いて数日経つともう、どうでもよくなってしまういつもの性癖。時間は腐るほどあるのだが別途、大義名分でもないかぎり、縁者とはいえこちらから押し掛けていく際の面倒くささが頭をもたげてくる。今更な気もするが・・・困った性分なのである。
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