赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

▼ぼうじぼったれ や~まいも

2022年11月23日 | ■日常的なあまりに日常的な弁証法

昨日と同じで昔の写真なれけれど・・・

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今日は、例によって夜勤明け格安レンタカーを借り出し母を訪ねた。母の病室のロッカーを覗き込み、数日前に買っておいた冬物衣類を詰め込み、担当の看護師さんが用意しておいてくれた段ボール箱に夏物衣類を詰め込んで、これを持ち帰ってきた。

2013.11.16 熊谷市

 

 

 

 

 

 

南天

 

 

 

 

 

 


病院からの帰り道、たばたの中の街道筋に懐かしい、ぼうじ棒が柿の枝にぶら下がっていた。古来、農村には日本版ハロウィンとも言うべき年中行事があった。芯にサトイモの茎を入れ藁を巻き、細縄で外側を縛り上げ野球のバットのようなものを作る。持ちやすいように、手元に輪っかをしつらえておく。よかったと思うのは、子どもたちめいめいが作り上げるまで、いっさい大人は手出しをしなかった。これを作り終えると幾人かの子どもたちの集団が秋のある夜に村の農家をねり歩き、その庭先である決まり文句を歌いながら、ぼうじ棒を振り回しては庭の地面にたたきつける。パァ~ンパァ~ンと大きな音がする。ややあって家の主人が出てきて子どもたちに、お菓子をふるまってくれるのである。ぼうじぼったれ や~まいも~ ぼうじぼったれ や~まいも~と、それだけを繰り返していたように覚えている。その夜は、決まって月が出ていたような気がする。中秋の名月と、なにか関係のある年中行事だったのか田舎や。はたまた魔よけの占いか。さては収穫の喜びか。

 

 

 

 

 

 

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