銚子・角巳之・三代目

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挫折力!

2011年09月02日 | 日記・エッセイ・コラム

012 何かの本で....。ビジネスマンが30代までに経験しておくべき、ただ一つのこととして、大きな挫折を経験し、それを乗り越えることだ....と。これ曰く、挫折力であり、これからの社会を生き抜く必須条件であると...。さてさて、自らも色々なことを経験してきたつもりでありますが、とかく思うようにならないのが世の常でして....。9月1日は底引き漁の解禁日でありましたが、台風接近による時化で水揚はなし....。気合入れていた漁師さんたちも出鼻を挫かれて、まあこんな時もあろうよ....と。過日、大学生の運動部の合宿をちょっと覗く機会がありまして、就職を控えた4年生諸氏と話をする機会がありました....。運動部諸氏は一般学生に比べれば状況は良いようでありますが、話を聞いていると、大学4年の最後の夏合宿にしては、語られる内容が妙に生々しい....。20年前の先輩達の時はどうだったのですか?....ということになりまして....。当時はバブルの終わりかけとはいえ、拘束旅行なる言葉もあちらこちらで飛び交い、8月の夏合宿時にはほぼ4年生・全部員の就職先が決まっており、何の心配もなく、ただ後期リーグ戦の事だけを考えていたような....。で、20年後の“今”どうですか?.....と。社会人生活も20年近くとなり、あと20年もすれば、サラリーマンなら定年。あと20年経過し、自らを振り返ったとき、出てくる言葉は何だろうか?....と。後悔なのか、達成感なのか、綺麗ごとで体裁を取り繕って自己嫌悪なのか、自己満足なのか....。そもそも20年先に.....。いろいろなことが交錯しますが、そのためにも今だろうということであります。無限の可能性を感じる20代から、残り時間が気になり始める40代、その中間の30代までに経験しておくべきことが挫折とそこからの立ち直り....か。なるほど、なるほど....であります。世代を越えた交流の場があると、何かと気付くことが多いです。大学生と話しながら、来し方、行く末を想い、やるべき時の今、やるべき場所にいて、やるべきことをやろう....と思った次第であります。20年前、“今の”人気企業、優良企業に行こうなどと安易に考えている輩(やから)は、20年後に後悔することになるぞ....と、名物先生が怒鳴っていたのを鮮明に思い出します。すべからく姿勢の問題。就職するのではなく、生きて行くんですね....。故に挫折力!なるほど、なるほどであります。