本日は東京・日比谷に向かうためいつもより早く活動を開始しております...。その空き時間で更新を....。本日の日比谷には全国各地から、生物多様性....、その情緒から哲学的意義、何から何まで先駆的な取り組みをされている地域や団体、個人が沢山参集していることと思います。こういう活動に参加させて頂き、また新たな何かが見えてくるものと思います。さて先日の続き。生物の多様性ということを国際条約で取り決めをしなくてはならなくなった背景。そこには乱獲、乱開発など人間の活動が引き起こした要因もさることながら、人間が自然を放置してしまったこと、さらには地域の特性に無関心のあまり外来生物の大繁殖を生んでしまった....、こういう相反する要因もあるようです。だいたいこういう問題は経済優先で人間が壊した、だから反省して、修復を....。いやいや生物多様性の問題はこんな単純じゃない.....以前ある流通グループの社長さんから、作業と仕事...この区別が必要ですよ....というお話を聞いたことがあります。何か食べないと死んでしまうので、山に行って木の実を獲って食べた....。これ作業(稼ぎとも言ってました)。人が少なくて食べ物が潤沢に有ればよいけれど、人は増え、食べ物は減る....。それに対して、今後も木の実が食べられるように、下草刈りをしたり、間引きを行ったり...それが仕事ですよ....と。さてさて、生き物調査に幾度と無く参加させていただくと、最終的には自然に対する“まなざし”とか、“情念”の世界観を感じる訳であります。写真のバッタ君は、自らが生息する環境が住み難くなってきたら、①変化に耐える、②生きられるところへ移動する、③その場で進化するという選択肢があるのでしょうが、残酷な話ながら、環境の変化が起こった時、上記①~③の選択肢いずれも選択出来なかった場合、その場で死に絶える....という答えしか残っておりません。ちょっと表現が乱暴かもしれませんが、バッタの環境を人間社会や会社。バッタ君が人そのものと置き換えると....。この領域は深い....。来週は月曜から水曜まで、イベントその他への参加のため、続きの更新がまた遅れてしまうだろうこと、何卒ご了承下さい。次回は高名な生物学者さんが生物多様性を読み解くキーワードに挙げておられる“動的平衡”から見ていきたいと思ってます。
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