ある会合にツミレを持って行きましたら、そこに居合わせた年配の女性が僅か数分でツミレ汁を作ってくれました。調味料は若干の塩、色付け程度に醤油。以上です。緑色は小松菜の切れ端。水からツミレを煮て、塩少々入れて、色付けに醤油。火を止めてから小松菜。さあどうだ?という事でしたが、本当に美味かったです。当たり前の事ですが、やはり料理は主婦。しかもベテランの主婦の方に教わるのが一番だと改めて感じ入った次第であります。塩カルビ、塩ホルモン....、元食肉担当者なので“塩~”という商品は良く売れてたな~と思い出します。選択肢が増えすぎて、シンプルなものに回帰している。そういう傾向も有ろうかと思います。ただしシンプルなものは素材の味がそのまま出て誤魔化しが効かない。すべての人が美味しいという料理は有り得ないのかもしれませんが、細かな事はさておいて、それが美味しいという人もいれば、美味しくないという人もいる。それだけの事。食べ物をただ“モノ”として捉えると刹那的になります。やはり食べ物はそれを食べる人がいて、食べる環境(場所とか仲間とか)がある。当たり前の事ですが、食べ物の向こうに食べる人の顔や風景が思い浮かぶか否か?やはり愛情なのでしょう。
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