銚子・角巳之・三代目

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オンブズマン

2012年05月17日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_8129 オンブズマン...。言葉としては知っておりましたが、具体的に何をしているのか良く分からないままでした...。先般、そのオンブズマンと呼ばれる方々とお話する機会を得ました。難しい話は省略ですが、お話は実に明快で分かりやすい...との感想を持つに至ります。ここに、ある具体的な問題があって、それへの対処に関しては、いくつかのパターンがあります。それぞれメリットもデメリットも....。こう説明してもらえれば分かりやすいのですが、昨今感じているのは、実は何が問題だか分からないという“問題”なのではないかと。故に何が問題であるかを明快に示せることこそ第一歩ではないでしょうか? 何が問題なんですか?と聞くと、いろいろあってよ....。こんな回答、周囲で良く聞きます。それじゃ何も分からない。突っ込むと、いろいろあるんだよ...と逆切れ。全くお話にならない...。昨今の趨勢なのでしょうか、事例として役所の職員数に関してかなり突っ込んだ説明がなされておりました。人口10万人の都市で、役所の職員数が800人いる。人口で割り算すると125人の市民が1人の職員を支えている計算...。125人の中には65歳以上も、18歳未満もいるので、現役世代はその半分として63人。ちょっと大きな学校の教室に例えると、その教室の生徒全員が一人の教師を支えている状態。支えられる側の年収は、支える側の1.5倍以上に...。ウソには3つあって、その一つが統計だと書いたばかり...。数字を鵜呑みにすることはできませんが、ああこういう状況になってんのか...と。こういう状態が続くと学級崩壊、グレるのもでてきそうだな....とか。人数が適正か否か、年収が高い安い、身分保障がどうの、そんなのは後回しにしても、まずは形を示して、それから議論。オンブズマン、行政の監視役のように言われますが、その活動は実に多種多様なのだそうです。定期的にお話を聞く機会がありますので、またいずれ....。