銚子・角巳之・三代目

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藤棚&鯉&クマバチ

2012年05月11日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_8109 Img_8115 桜の花びらが散って、川面に流れる姿を、花筏(はないかだ)というそうですが、藤の花が池に落ち、品の良い鯉と一緒の姿は何というのでしょうか。端的に表す言葉がなくても、何とも言えない風情であります。藤棚を見ると数限りないハチの群れ...。しかも大型の...。地元ではクマンバチと言っているそうですが、大型だし、クマンバチ=スズメバチと聞いたこともありましたので....、調べてみました。結果、これはクマンバチではなくクマバチのようです。要するにスズメバチではなく、人を襲う事はまずない穏やかな気質のハチなのだそうです。魚の名前もそうですが、各地でいろいろ...。興味があるのでさらに調べてみたら、このハチ、非常に大型で(確かに)、航空力学というのでしょうか、その物体は何故飛べるのかという理屈に合わない。つまり飛べるはずのない形をしているとの事。にもかかわらず飛んでいる...から転じて、不可能を可能にする象徴のように捉えられているとか...。ミツバチはただ蜜を吸いに花に集まって参りますが、彼ら、彼女らが一生懸命に蜜を吸うその過程で、その足に花粉が付着...。動き回れば動き回るほど広範囲に受粉という確率が高まって、翌年にまた花を咲かせる訳であります。花もじっとしているように見えて、これまた一生懸命独特の匂いを出してハチ達を呼び寄せる....。ハチは受粉させようと思って集まってくるのではなく、ただ蜜を吸いに来ているんです....。これ非常に重要なポイントであります...。藤の花の見事さだけで十分でしたが、今年はハチのウンチクや、思わぬ発見まで、更に鯉。あのウロコ、時代劇に出てくる地位の高い大名が着ている絹の着物のような...。あの藤棚を見た年は何かが起こる....。ありがとうございました。