銚子・角巳之・三代目

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おはんの....。

2010年08月07日 | 日記・エッセイ・コラム

016 本日銚子は花火大会。明日はお神輿....。一年に一度。銚子にはこんなに人がいたのか?と実感する日であります(帰省や観光客の方々も含んでおりますが...)。今朝は早朝からすでに“場所取り”の方々、多数出動されておりました....。本日、明日共に私は残念ながら銚子を離れなければならず、花火&お神輿の模様は報告できませんが、好天にも恵まれておりますので、間違いなく盛大なイベントとなることでしょう。さてさて先日、鹿児島出身の方々(会社経営者)とお話する機会がありました。ダメな会社は社長が部長の仕事をして、部長は課長の、課長は平社員の仕事をして、平社員は会社の将来をただ憂う....。経営者は部下の仕事に逃げてはいけない。飲食店経営者なら、ピーク時の洗い場に逃げ込んではいけない.....と。経営者は経営者と言う仕事をしなさい....。そんな話から、そこは薩摩隼人。たとえ話はいつも島津義弘公か、西郷さんであります...。今回は西郷さん....。ある会合にてなかなか意見がまとまらない。会合に出席していた大久保利通は万策尽きて、西郷さんにどうしたら良いか聞いてくるように使いを出す。西郷さんは応える。一蔵どん(大久保の幼名)に伝えてたもんせ。おはん(あなた)の刀は切れもすか?....と。要するに刺し違える覚悟で臨め!....。当代一の切れ者、大久保利通がその意味に気付かぬはずも無く。決死の覚悟で会合をまとめあげ.....。それにしても、“おはんの刀は切れもすか?” の一言。本当に凄みがある。これも....。命もいらず、カネもいらず、名誉もいらない人間は始末に困る。けれどそんな始末に困る人間でなければ、国家の大業果たせず(南州翁遺訓より)...という西郷さんであればこそ....。鹿児島の方々と話すといつもこんな話になるんですが、おはんの刀は....。実に深い言葉です。