銚子・角巳之・三代目

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フリー!①

2010年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

003 話題の本であると言うことで知人から“フリー”という書籍を薦められ、実際読んでみました。確かに面白い。巷には“フリー...何とか”無料とか、そんな言葉が氾濫してますし。タダだからいいじゃん。いやいやタダより高いものは無いのよ...実に様々な反応があるようです。フリーペーパーも氾濫しており、ネット全盛と言いながら紙媒体の需要はあるし、そこについているクーポンマニアまでいるようですね。美少女図鑑とか、最重要顧客をないがしろに....とか、記事に対する責任とか、ゴミ問題とか、以前書きましたので詳細省略...。そこでフリー....。やはり無料(タダ)には綿密な仕組み(再生産できる仕組み)が伴っていたり、強烈な想いが内包されていないと、たんなる時代のあだ花か....と。フリーペーパーも最近は趣向を凝らしたものが多く、老舗と言われる方々のそれは内容といい、ボリュームといい感心させられるものがあります。何よりも文章の行間に記者さんたちの想いが垣間見える....。やはり継続しながら力を付けていく....。最近は何事も参入障壁が低くなり、発刊してはすぐに廃刊になるものも多いとか。老舗フリーペーパーの編集者さんや広告主の方々、嘆いておられました。先般上京のおり、某大学の先生方とお話しする機会を得ました。そこでは授業の一環として、学生にフリーペーパーの発刊に関するすべてを義務付けるそうです。フリーペーパーと言っても、そこでは100円とか200円という値段を付け販売する。企画立案から、取材、広告取り、印刷所との交渉から販売戦略、収支まで、とにかくあらゆることを...。人様から広告料を頂き、印刷所等への支払いをする。何よりも自らが書いた文章を“売る” 当然の事ながら、誤字脱字、内容違い....すべて却下で、赤字になったら自分達で弁償してやり直し....。どうせタダなんだから文句言う人はいねえよ....。当然こういう声もあったようですが、それでは誰が広告料を、誰が印刷を....仕事をなめんじゃねえぞ....と教えながら、最近はプロ顔負けの内容であります。写真は田植えが終わった田んぼ....。八十八とかいて“米”。何気なく食べているご飯も、それを生産するには88(たくさんのという意)の手間が掛かっており、どこかの過程で手を抜くと、稲刈りが出来なくなる...と言うことであります。田植え~稲刈り~また田植え...。この再生産の輪。農家の方々が報酬を得られるのはお米が販売できた時であって、あぜ草を刈ったり、雑草とったり、そんな手間隙は基本的にフリー...タダであります(本当はこれを含めて労働の対価でありますが)。最近、フリーという言葉、やけに気になってます。続きは次回に。