銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

オナガ&アオ

2010年05月18日 | 銚子のサメ

005 006 昨日のフカヒレ....。フカヒレがあるということは、サメの水揚があり、処理する業者さんがいて、干し場があって....。当然のことですが....。さて銚子のサメの水揚ですが、銚子漁協発表資料によると、平成21年は年間約600㌧。銚子港の総水揚が約22万㌧であり、主力のサバ(約8万㌧)、サンマ(約6万㌧)、カタクチイワシ(約4万㌧)に比べれば、微々たる数字と言われるかもしれませんが、サバやイワシの網に混獲されたもの等を含めれば、発表数字の数倍はあるかと思われます。サメは種類も多く、まき網にも、底引きにも、はえ縄にも、釣りでも、とにかくどのような漁法であっても、必ずと言ってよいほど捕獲されて参ります。フカヒレの他、練り製品に、煮物にする地域もあるし、干したり、茹でたり....。欧州スペインあたりでは郷土料理となっており、新聞報道などによると乱獲により個体が激減しているので、捕獲制限が加えられたとか。大型のサメ(アイザメなど)からは肝油が抽出されますし、コロザメ、カスザメなどはその皮を使って美術品やわさび卸など、最近では薬効成分に大きな注目が....。とにかく用途が広く、人間様の役に立っているのに、何かと嫌われ者になる場合が多い...。イメージなんでしょうが.....。写真左はオナガザメ。尾の部分が大きく、フカヒレ等に珍重されるようです。右はアオザメ。江戸前ハンペンの主原料であります。その他、ヨシキリザメ、ホオジロザメ、モウカザメ(ネズミザメ)、あのホシザメ、ドチザメ....、アブラツノザメ、ネコザメにコバンザメ....。全部銚子港で揚がるサメ類であります。今年中にすべてのサメを掲載予定であります。