サンティアゴ・コンポステイラへの参詣道の紹介が続いていますが、アルル、モアサックそしてトゥールーズに続いて、今回はボルドーです。ボルドーは、「月の港ボルドー」として世界遺産に登録されていますが、サンタンドレ大聖堂とサンミッシェル大聖堂とは参詣道の一部として登録されています。
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ボルドーは、パリの南南西500kmほどありますが、TGVに乗れば3~4時間程度で到着します。ボルドーを通る参詣道は、そのパリを起点とするものです。市街地は、ガロンヌ川の左岸に開けた低湿地で、2種類の世界遺産のどちらも左岸にある施設になります。SNCFのボルドー駅は、やはり左岸ですが、市街の中心地の南南東2~3kmほどで、ちょっとはずれと言ったところになります。一方の右岸との間には1822年に完成して、1965年まではガロンヌ川を渡る唯一の橋であったピエール橋が架かっています。中央をLRTが走っていますが、地表終電方式という特殊な給電がなされていて架線が無く美しい橋の景観を邪魔していません。
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このピエール橋から、ガロンヌ川の向こうに114mの高い鐘楼が望めるのがサンミッシェル大聖堂です。ガロンヌ川の左岸のすぐそばに建っています。この鐘楼は、聖堂とは少し離れて建っていて、聖堂より少し早く建てられたようです。この鐘楼だけが、跳びぬけて高く、ガロンヌ川の対岸からも目立つ存在です。一方の聖堂は15世紀末から16世紀頃に建てられたゴシック様式のバシリカ教会ですが、あまり訪れる人は多くないようでした。
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サンタンドレ大聖堂は、市街著の真ん中、ピエール橋の西500mほどで、ガロンヌ川の左岸までも500m程になります。そばをブルート灰色に塗られたスマートなLRTが通り抜けていきます。LRTに乗るには、エスカレータや階段を何段も乗り継いで地底に下りてゆく必要はありません、デザインと同様にきわめてスマートです。大聖堂は、11世紀にロマネスクで建てられた後、14~15世紀にゴシックで改築されて、ロマネスク様式は身廊の一部にしか残っていないそうです。こちらの大聖堂にも聖堂から少し離れた所にペイ・ベルラン塔がそびえています。こちらの高さは、サンミッシェル大聖堂の塔の半分より少し高い66mで、231段の階段を上って頂上に行けますが、筆者は天気の悪いことを理由にして(ほんとうは旅の後半で上る元気が無かった)上りませんでした。この塔とは別に大聖堂には、より高い尖塔がそびえていて、むしろそちらの方が目立つかもしれません。大聖堂は、外から見るとゴシック建築特有の飛びばりが、建物を支えていて、目立ちます。内部は、かなり巨大で、ステンドグラスと後世に作られたパイプオルガンが綺麗です。全体的にはシンプルな作りですが、入り口上部のタンパンや柱に彫られたレリーフは見事です。
ボルドーと聞けばワインを思い出すくらい、ワインの国のフランスでも著名な産地の一つです。これは、ぶどう栽培に適した土地柄という理由のほかに、15世紀には、当地の公国の王妃が後のイギリス王と結婚し、ボルドーワインがイギリスに知られ、その評判が広く流布したことにも寄るそうです。当時は、それだけ、イギリスの影響力が強かったせいでしょうか。現在では、この影響力はネットに移っているようで、特定の権力者に集中しない代わりに、伝播速度が猛烈に速くなりました。意外と思うのがTVの影響で、かなりの人々がTVで宣伝をするショッピング情報を鵜呑みにしているようです。「TVで宣伝しているのだから安心!」とののりのようですが、スポンサー料を払えば、問題のある会社でも宣伝できるんでしょうけれどね。
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ボルドーは、パリの南南西500kmほどありますが、TGVに乗れば3~4時間程度で到着します。ボルドーを通る参詣道は、そのパリを起点とするものです。市街地は、ガロンヌ川の左岸に開けた低湿地で、2種類の世界遺産のどちらも左岸にある施設になります。SNCFのボルドー駅は、やはり左岸ですが、市街の中心地の南南東2~3kmほどで、ちょっとはずれと言ったところになります。一方の右岸との間には1822年に完成して、1965年まではガロンヌ川を渡る唯一の橋であったピエール橋が架かっています。中央をLRTが走っていますが、地表終電方式という特殊な給電がなされていて架線が無く美しい橋の景観を邪魔していません。
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このピエール橋から、ガロンヌ川の向こうに114mの高い鐘楼が望めるのがサンミッシェル大聖堂です。ガロンヌ川の左岸のすぐそばに建っています。この鐘楼は、聖堂とは少し離れて建っていて、聖堂より少し早く建てられたようです。この鐘楼だけが、跳びぬけて高く、ガロンヌ川の対岸からも目立つ存在です。一方の聖堂は15世紀末から16世紀頃に建てられたゴシック様式のバシリカ教会ですが、あまり訪れる人は多くないようでした。
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サンタンドレ大聖堂は、市街著の真ん中、ピエール橋の西500mほどで、ガロンヌ川の左岸までも500m程になります。そばをブルート灰色に塗られたスマートなLRTが通り抜けていきます。LRTに乗るには、エスカレータや階段を何段も乗り継いで地底に下りてゆく必要はありません、デザインと同様にきわめてスマートです。大聖堂は、11世紀にロマネスクで建てられた後、14~15世紀にゴシックで改築されて、ロマネスク様式は身廊の一部にしか残っていないそうです。こちらの大聖堂にも聖堂から少し離れた所にペイ・ベルラン塔がそびえています。こちらの高さは、サンミッシェル大聖堂の塔の半分より少し高い66mで、231段の階段を上って頂上に行けますが、筆者は天気の悪いことを理由にして(ほんとうは旅の後半で上る元気が無かった)上りませんでした。この塔とは別に大聖堂には、より高い尖塔がそびえていて、むしろそちらの方が目立つかもしれません。大聖堂は、外から見るとゴシック建築特有の飛びばりが、建物を支えていて、目立ちます。内部は、かなり巨大で、ステンドグラスと後世に作られたパイプオルガンが綺麗です。全体的にはシンプルな作りですが、入り口上部のタンパンや柱に彫られたレリーフは見事です。
ボルドーと聞けばワインを思い出すくらい、ワインの国のフランスでも著名な産地の一つです。これは、ぶどう栽培に適した土地柄という理由のほかに、15世紀には、当地の公国の王妃が後のイギリス王と結婚し、ボルドーワインがイギリスに知られ、その評判が広く流布したことにも寄るそうです。当時は、それだけ、イギリスの影響力が強かったせいでしょうか。現在では、この影響力はネットに移っているようで、特定の権力者に集中しない代わりに、伝播速度が猛烈に速くなりました。意外と思うのがTVの影響で、かなりの人々がTVで宣伝をするショッピング情報を鵜呑みにしているようです。「TVで宣伝しているのだから安心!」とののりのようですが、スポンサー料を払えば、問題のある会社でも宣伝できるんでしょうけれどね。