北ドイツに湖水に囲まれた気持ちのよい町並みがあるのがメルンで、そこは奇人といわれたティル・オイレンシュピーゲルの終焉の地でした。奇人、変人と呼ばれる人物は数多く存在しましたが、祖国のために立ち上がったジャンヌダルクも奇人の一人とされることがあるそうです。今回は、そのジャンヌダルクの裁判が15世紀に行われたという裁判所があるフランスのポワチエを紹介します。
ポアチエは、パリの南西300kmほど、モンパルナス駅からのTGVに乗って90分くらいの距離にある内陸の町です。パリとボルドーとの中間より、ややボルドー寄りですが、TGVの所要時間では、もっとパリに近い感じです。TGVはパリ近郊では高速新線を走るので、在来線を走る、ポワチェとボルドー間より短い時間で長い距離を走ってしまいます。パリとの間には、ロワールのお城めぐりの基地になるトゥールがあり、立ち寄る日本人の観光客も多いようですが、ポワチェで途中下車をする日本人はほとんどいないようです。駅からはちょっと離れていますが、世界遺産のサンチャゴ・コンポステイラへの参詣道として登録されているサン・ティレール・ル・グラン教会もある町なのです。
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ジャンヌ・ダルクの裁判が行われたというのは、ポワチエ駅を降りて、駅前の坂を東に上って500mほど行った突き当りにある裁判所でさ現役の裁判所で内部の見学はできません。裁判と言っても、捕らえられて異端裁判が行われたのはルーアンで、ポアチエでは、ジャンヌが歴史に登場した当初に、その高潔性を証明するものだったそうです。
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ポアチエには、世界遺産のサン・ティレール・ル・グラン教会のほかにも、数多くの教会があって、裁判所の裏あたりから、フランス最古のサン・ジャン洗礼堂までの間に尖塔がたくさん見られます。裁判所の裏のノートルダム聖堂はロマネスクの聖堂で、3本の鐘楼が建つ大きな教会です。基壇の上ではなく、周辺の広場と同じ高さに入り口があって、ちょっと異質な感じです。なにか、模型の教会を見ている感じですが、ステンドグラスも壁の彫刻もなかなか綺麗です。
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ノートルダム聖堂をさらに東に進むとサンピエール大聖堂に出ます。こちらはゴシックの建物で、ノートルダムのかわいらしい姿と比べて、ちょっと威圧的です。身廊の長さも2倍以上あるようですし、高さもその程度ではないでしょうか。
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さらに東へ、革の近くにサント・ラドゴンド教会があります。こちらは、ロマネスクで、聖女ラドゴンドにちなんだ教会でポアチエの中では歴史が古いようです。ロマネスクの教会なので、こじんまりとしていますが、内部の柱の彩色など、訪問して期待に応えてくれる教会の一つです。
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ロマネスクの3つ目は、サンピエール大聖堂の南側にサンジャン洗礼堂があります。こちらは、これまでの教会と比べて、さらに小ぶりで、芝生の広場の中に、そそと建っています。内部については、訪れたのが公開の時間外だったので入堂で傷紹介はできませんですが、写真などで見るとシンプルでこじんまりとした感じがします。
ジャンヌ・ダルクは、彼女の活躍によって司教の座を追われたピエール・コーションによって異端裁判に掛けられた処刑されてしまいました。どうも、聖職者と称する人々は、聖職を旨とするのではなく、権力を得るための手段として宗教を利用するらしく、現代までその流れは変わらないようです。科学技術も、自分達の権力に都合の良いものは認めても、そうでないものは弾圧をする。信者は、聖職者の言うことは神の言葉ゆえ妄信をする。権力者にとって、まことに都合の良い構図です。IT技術が進んだ現代においても、宗教の名を語った権力者があとを絶たないのは不思議です。
ポアチエは、パリの南西300kmほど、モンパルナス駅からのTGVに乗って90分くらいの距離にある内陸の町です。パリとボルドーとの中間より、ややボルドー寄りですが、TGVの所要時間では、もっとパリに近い感じです。TGVはパリ近郊では高速新線を走るので、在来線を走る、ポワチェとボルドー間より短い時間で長い距離を走ってしまいます。パリとの間には、ロワールのお城めぐりの基地になるトゥールがあり、立ち寄る日本人の観光客も多いようですが、ポワチェで途中下車をする日本人はほとんどいないようです。駅からはちょっと離れていますが、世界遺産のサンチャゴ・コンポステイラへの参詣道として登録されているサン・ティレール・ル・グラン教会もある町なのです。
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ジャンヌ・ダルクの裁判が行われたというのは、ポワチエ駅を降りて、駅前の坂を東に上って500mほど行った突き当りにある裁判所でさ現役の裁判所で内部の見学はできません。裁判と言っても、捕らえられて異端裁判が行われたのはルーアンで、ポアチエでは、ジャンヌが歴史に登場した当初に、その高潔性を証明するものだったそうです。
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ポアチエには、世界遺産のサン・ティレール・ル・グラン教会のほかにも、数多くの教会があって、裁判所の裏あたりから、フランス最古のサン・ジャン洗礼堂までの間に尖塔がたくさん見られます。裁判所の裏のノートルダム聖堂はロマネスクの聖堂で、3本の鐘楼が建つ大きな教会です。基壇の上ではなく、周辺の広場と同じ高さに入り口があって、ちょっと異質な感じです。なにか、模型の教会を見ている感じですが、ステンドグラスも壁の彫刻もなかなか綺麗です。
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ノートルダム聖堂をさらに東に進むとサンピエール大聖堂に出ます。こちらはゴシックの建物で、ノートルダムのかわいらしい姿と比べて、ちょっと威圧的です。身廊の長さも2倍以上あるようですし、高さもその程度ではないでしょうか。
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さらに東へ、革の近くにサント・ラドゴンド教会があります。こちらは、ロマネスクで、聖女ラドゴンドにちなんだ教会でポアチエの中では歴史が古いようです。ロマネスクの教会なので、こじんまりとしていますが、内部の柱の彩色など、訪問して期待に応えてくれる教会の一つです。
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ロマネスクの3つ目は、サンピエール大聖堂の南側にサンジャン洗礼堂があります。こちらは、これまでの教会と比べて、さらに小ぶりで、芝生の広場の中に、そそと建っています。内部については、訪れたのが公開の時間外だったので入堂で傷紹介はできませんですが、写真などで見るとシンプルでこじんまりとした感じがします。
ジャンヌ・ダルクは、彼女の活躍によって司教の座を追われたピエール・コーションによって異端裁判に掛けられた処刑されてしまいました。どうも、聖職者と称する人々は、聖職を旨とするのではなく、権力を得るための手段として宗教を利用するらしく、現代までその流れは変わらないようです。科学技術も、自分達の権力に都合の良いものは認めても、そうでないものは弾圧をする。信者は、聖職者の言うことは神の言葉ゆえ妄信をする。権力者にとって、まことに都合の良い構図です。IT技術が進んだ現代においても、宗教の名を語った権力者があとを絶たないのは不思議です。