世界遺産と日本/世界の町並み w/IT

世界遺産と日本/世界の個性的な町並みをITを交えた筆致で紹介します。

亀戸天満宮の境内には、京都から飛んできたのわけではありませんが梅の花に加えて色々な花々が咲いてまるで植物園のようです

2023-04-09 08:00:00 | 日本の町並み
 菅原道真を追って京都から飛んできた梅ばかりではなく、梅に遅れてやってきた追い松が境内にあるのが太宰府天満宮でした。天満宮は全国に分布していますが、東京都には20近くの天満宮があって、なかでも湯島天満宮と亀戸天満宮それに平川天満宮が江戸三大天神としてお馴染みでですが、今回はその中から亀戸天満宮を紹介します。

 
 亀戸天満宮の最寄り駅は、JR総武線の亀戸駅ですが、駅前には亀にちなんで、なんと羽のある亀のp像があります、梅だけではなくて亀も空を飛ぶのでしょうか。一方、天満宮と言えば牛の像で、御多分に漏れず境内には牛の像があって、みんなが撫でまわるためか、鼻づらが金ぴかになっていました。亀戸駅から天満宮までは北北西に500mほど、意外と錦糸町駅からでも少し遠いくらいですが、錦糸公園を斜めに突っ切るとほとんど同じぐらいかもしれません。

 
 
 境内は南北100m、東西0m程度で太宰府天満宮の1/4くらいでしょうか。ただ、この境内に池あり太鼓橋あり、花々の花壇や藤棚ありでギュ~~っと凝縮した感じがします。また、大宰府で見た鷽之像もあり、全国の天神様で1月7日に行われる鷽かえ神事がこちらでも行われるようです。大宰府の景色にはないスカイツリーが本殿や梅の木の上ににょっきりと顔を出しています。

 
 
 
 
 
 
 筆者が訪問したのは梅と藤の開花時期でしたが、花の開花に合わせて梅まつりや藤祭りが開催されているようです。梅まつりの時には、神楽殿で、ひょっとこと獅子のカズラ舞を見ることができました。この2シーズンだけの訪問でしたが、境内の花は多彩で、梅や藤に加えて、水仙、サザンカ、シャガ、ツツジ、ロウバイなど花だらけです。他の季節に行くともっと違った花を楽しめるのかもしれません。楽しめるといえば、天神の南のバス通りに面して船橋屋という甘味処があり、元祖くずもちは有名で店の前に長い列ができています、花より団子なのでしょうか。

 天神さまというと、受験前のお参りでお馴染みです。菅原道真が藤原氏との権力闘争に負けて大宰府に流された悲劇の主人公で頭脳明晰な秀才であったことから、その道真にあやかりたいとの思いでしょう。梅原猛によれば、権力に抹殺された人物は、後の祟りが恐ろしいとの理由から、権力者によって神格化されることが多いとのことで、菅原道真はその典型でしょうか。ただ、天皇や家康のように権力者が神格化されるのは、権力の押し付けで、抵抗があります。天神様にお願いをして有名大学に入るのは権力を得るための第一ステップなどという図式はごめんこうむりたいです。コンピュータによるAIによって、ペーパーテストに強いだけの人物ではなく、人格までを判断できるようにならないでしょうか。


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