これには驚いた!高麗神社の駐車場と鳥居の間に、ド~ンと立っている。
何故人の顔?何故この形相?何故2対?○○将軍って?・・・何だ~こりゃぁ~だ。私だけでなく多くの日本人は知らないと思う。
これは『将軍標(しょうぐんひょう)、朝鮮語でチャングンピョとかチャンスン』と言われ、朝鮮半島の古い風習で、村の入り口に魔除けのために建てられているものだ。
形はトーテムポールだが、日本の道祖神と同じ目的なのですな。
ただ、道祖神は見た目おとなしいけど、こちらはかなりハデだ。
天下大将軍・地下女将軍と男女の標が対になっていて、基本的な形には石や木で人の顔を象徴的に形象化し、その胴体に名前を刻み付けてある。
その多くは、目が突き出ていて、大きな団子鼻、歯は出ていて、何故か帽子をかぶっている・・・。
「天下」「地下」の文字は、目に見える世界から見えない世界まで、全てを守ることを示しているそうだ。
現在の高麗神社の将軍標は、2005年10月、韓日国交正常化40周年を記念し、在日大韓民国民団埼玉県地方本部によって奉納されたもの。それ以前は、木製だったとか・・・?
ちなみに、将軍標は「聖天院」の入り口にもある。もう少し小さく、形相もおとなしいものだった。
また、直接見てはいないが、高麗駅の駅前にもあるそうだ。こちらは、木製で赤く塗られた大きなもの。他には、東京の日の出町にあるとか。
(参考までに)将軍標も様々な様相がある。こちらのサイトには現地の将軍標がたくさん載っている。
以上で「高麗の郷」は終わりにしておこう。
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