シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

娘から借りた:のぼう、旅人、栞子

2012-12-16 | 四方山話…

2~3週間毎に図書館から文庫本を借りているのだが、11月の中旬に行けなかった時があり、また、翌週は抜歯と熱でやはり図書館に行けなかった。

文庫本がないと有意義な通勤時間を過ごせない。そこで、娘が自分で購入して読んでいた文庫本があったので、先日までそれを借りていた。いつも図書館で借りているのとは違うタイプの内容だったので、覚書きとして記しておこう。


●和田 竜 (小学館文庫)
 ○ のぼうの城 上 
 ○ のぼうの城 下

脚本から小説化した話題の小説とのこと。これまで読んだ戦国時代の小説とはちょっと違った印象だ。史実が少ないからか?戦の描写はおおまかで、のぼうの人柄を前面に出している。そのため、のぼうとその仲間たちの人物設定の説明が長い。
最後の方はサクサク進んで、アラアラ終わっちゃった。という感じ。倍ほどの長さがあってもいいなぁ。でも、面白かった。


●山口 幸三郎 (メディアワークス文庫)
 ○ 探偵・日暮旅人の探し者
 ○ 探偵・日暮旅人の失くし物
 ○ 探偵・日暮旅人の忘れ物
 ○ 探偵・日暮旅人の贈り物
 ○ 探偵・日暮旅人の宝物 (セカンドシリーズ)

ある出来事がきっかけになり、視覚以外の五感がなくなった。その代わり音、匂い、味、感触、温度、重さ、痛みなど普通は目に見えないものを“視る”ことができる・・・という設定が新鮮だった。
物語は主人公の目的を達成するまでの流れだが、一冊の中でいくつかの短編になっているので通勤のお供にはイイ。ただ、4巻での結末は展開が早いせいか少し軽い感じになり、感動というか残るモノが薄かったように思える。まだ続くようなので期待しよう。


●三上 延 (メディアワークス文庫)
 ○ ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客たち~
 ○ ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~ 
 ○ ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~

事件手帖というタイトルからのイメージとはちょっと違った。古本屋さんの若くてキレイな巨乳(のようだ)の女性店主は古書の知識が並大抵ではなく、古書にまつわる謎を解き明かしていく。その古本屋さんに就職した(本を読むことを身体が受け付けない)若者目線で物語は進む。書店業界のことも知ることができるし、少し恋愛モノの雰囲気もある。
まだシリーズ途中だが、女性には人気の出そうな本だ。と思ったらかなり売れているのだという。しかも、来月から月9でドラマ化!配役を聞いて個人的にはガッカリ。


読んでいて感じたのは、文章が若いこと。奥付で確認すると著者はいずれも私より若い。いつも図書館で借りる本は、何故か年輩の方か同年輩が多い。違うものだね。

それに、メディアワークス文庫というのを初めて知った。調べてみるとアスキー・メディアワークスが2009年12月に創刊した文庫レーベルだった。
ん~やはり若い世代を対象にしているのかな~と思う。


娘は裏表紙の簡単な内容を読んで購入するかどうかを決めているようだ。
上記以外にも「一鬼夜行」というタイトルの文庫本を借りたが、これはなかなか進みが遅かった。文章が多い割に進展が遅いように思えた。娘にそんな話をしたら「冒頭10ページ位で読むのを止めた」という。そりゃ~ダメだよ~、読むと決めたらとにかく読まないとネ。著者や文庫本化するまでに関わった方々に失礼だ!
とはいえ、私もここ5年間で1冊だけ途中で止めたのがあるな~。

コメント (4)
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