シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

鉄塔 ~NHKラジオ放送所だった!

2012-02-21 | 鉄塔

この前の土曜日、以前から気になっていた鉄塔見学に行くことにした。
何が気になったのかというと、高さのある赤白の鋼管柱がワイヤーに引っ張られていて、送電線はないのでいったい何の鉄塔なのだろうかと!?
何度か通った道からは外れていたので、未だ近づいて見たことはなかった。

高い鉄塔めがけて進むのだが、道はまっすぐではないのでなかなか。
近くまで行った時に、カーナビで地図を拡大して一つ分かった。目指す所はNHKとの表示あり。NHKの何だろ?

さらに近付くと低木と高木が道路沿いに続く所に出た。植栽の先は広い空き地になっていて、その中に鉄塔がある。道路からは木々がじゃまで見にくい。立入禁止の看板が(ここには)無かったので、植栽を分け入る・・・。

ありました、2本の鉄塔!右の写真は、真ん中あたり(休憩地点?)。

てっぺんには円い輪っか。右下は、ワイヤーを支える基礎。

もう少し近づけないものか。道路沿いに車を走らせる。看板があった『菖蒲久喜ラジオ放送所』の表示。そうなんだ~。

帰ってから調べた、ここのWebサイトによると、
菖蒲久喜ラジオ放送所は東京・渋谷にある放送センターから送られてきた番組を各ご家庭にNHK第1放送、第2放送、衛星放送の電波にして送り出している。
日本最大級の放送所であり、関東・甲信越を中心に宮城県の一部から愛知県の一部まで、約2,000万の受信世帯をカバーしており、全国世帯数の4割に放送を届けている。とのこと。
(つまり、この鉄塔は、用途としてはアンテナというわけだ。)

植栽が開いているところがあったので、車を止めトコトコ入る。青空を背景にアンテナ+ワイヤーが映えるな~。

これはラジオ第2放送所で高さ215m!(隣の第1放送所は高さ245mもある。)周りには何も比較するものがないので・・・それほどとは思わなかった。見た目以上の高さだ。
足元にはNHKのロゴ(古い)と、ワイヤーを止める基礎が外側に続く。


眺めていたら、作業服のオッちゃんに声をかけられた。ここは工事現場用の入口なので勝手に入っちゃいかん!ということだった。ついでに、アンテナの近くには行けないのかと聞くと「行けないよー!」とぶっきらぼうなお返事。すごすご退散。

↓こちらは第1放送所のワイヤー止め。(もちろん道路から撮っている。)この基礎は氷山のようになっているのだろうな。

巨大なアンテナの根元が気になる所だが、アップにしてもよく分からない。ただ、基礎からつなげているのではなく、ピン構造とも違う(?)乗っけている感じ。ん~どうなっているんだろう?

巨大アンテナの近くには、別の小さな(といっても大きい)アンテナも立っている。
これは『菖蒲テレビ固定局(地上デジタルテレビ放送中継局)』かもしれない。

さらに、敷地境界の近くにはパラボラアンテナがいくつか見えた。『衛星放送地球局』で、直径7m×2基、5.5m×6基あるそうだ。

・・・といっても、それぞれが何モノなのかは、帰って調べてから分かったことで、見ているときには、ず~っと「何じゃこれ?」の連続だった。
 
地図でみたら、前回書いた大きな池(東京ドーム6.7個分)とほぼ同じ敷地面積がある。巨大アンテナが高さ200m以上あるにしても・・・それにしても広い敷地だ。

と思っていたら、その敷地のこともサイトに書いてあった。
放送設備電波を効率よく放射するため、広い敷地全面に銅線を放射状に埋設しています。これをラジアルアースと呼んでいます。(敷地面積313,121㎡=約95,000坪)」だという。

とても面白そうな施設だった。案内付きで見学できないものだろうか。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする