シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

洋上風力発電って!?

2010-09-28 | 巷のニュース

先日の、イギリス南東部サネット地区沖の海上に世界最大の洋上風力発電所が完成したというニュース。100基のタービンで計30万キロワットを発電、20万世帯の電力をまかなえる計算だという。

イギリスの風力発電量は世界8位(2009年、日本は13位)だが、洋上に限れば世界一で、サネットを含めた発電量は約130万キロワット。

風力発電というと、日本では陸上のモノというイメージがあるが(少なくとも私には)、海上に風力発電機を設置する洋上風力発電は、近年ヨーロッパ全域に広がりつつあるそうだ。

地形や建物による影響が少なく、より安定した風力発電が可能となる。また立地確保、景観、騒音の問題も緩和できるのがメリット。
島国日本においても洋上風力発電が広まれば良いのに!・・・と思ったら、

現在の洋上風力発電は、水深が浅い海域において海底に基礎を建て(着底式)、大規模なウインドファームを建設する。しかし、遠浅の少ない日本では適用可海域が限られるので難しい。
そこで、着底式ではなく台の部分を海に浮かべるフロート式がイイんじゃない!・・・となるが、

離れた陸地まで送電線を引くのは大変。そこで、「海上に蜂の巣状に浮かべた六角形のコンクリート構造物を台とし、従来の2倍以上の風力を得る直径100メートルの風車を設置。送電線は使わず、得られた電力で海水を電気分解して水素を作り、その水素を船で陸に輸送して水素発電や燃料電池に使う。」という研究がなされているという。
しかも、六角形の内側は巨大ないけすにもなり、漁業問題を緩和できるとか。

なるほどね~と感心した次第。エネルギー問題だけに様々な研究・構想が進んでいるのだろう。ただ、これに限らず費用がかかり実用化されていないモノは多いのだろうね。

コメント (2)
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