シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

高麗の郷.2~聖天院

2010-09-09 | お出かけ

高麗神社に近い山腹に『聖天院』がある。このお寺も高麗の郷を象徴するものだった。
(高麗神社のことを踏まえて読むとイイかも・・・。)

案内板によると「勝楽寺(寺号)は高麗王若光が亡くなったあと、侍念僧勝楽が若光の菩提を祈る為に751年に建立した。
若光の三男聖雲と孫が勝楽の遺志を継ぎ、若光の守護仏聖天尊(歓喜天)を本尊とした。
その後、開山以来の法相宗を真言宗に改宗、1580年には本尊を不動明王にした(聖天尊は別壇に祀った)。ということだ。

聖天尊を本尊として祀っていたことから、聖天院の名で広く知られている。
高麗神社と聖天院には、このようなつながりがあったわけだ。
といっても、訪れた時はそういうことを知らずに・・・。

この寺の門は、浅草のシンボルと同じ雷門だった。珍しい!?

ここから階段を上ると中門があり、拝観券(300円)をもとめる受付にもなっている。
庭園を巡って、さらに階段を上ると本堂となる。

この本堂は、総檜造りで2000年に落成した。中も綺麗だ。
入口の額には、山号である「高麗山」の名。

木造建築は美しい。

本堂正面の寺院名。

ここの銅鐘は、国指定重要文化財だった。

また、西側山腹には、在日韓民族無縁仏慰霊塔が新本堂と同時期に完成したようだ。

ちなみに、旧本堂は中門辺りにあったらしい。新本堂及び付随する工事などにより山容は一変したという。これはこれで、エライことである。

言い方が失礼になるかもしれないが、何もないような所に突然と(しかも立派な)、聖天院と高麗神社は出現する。驚いたね。

コメント
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