日高市、高麗川の蛇行で巾着のような形をした所で、通称「巾着田」と呼ばれている。その昔、高句麗からの渡来人はこの地を開墾して田を作り、稲作を伝えたという。その地に・・・↓。
食べ物・飲み物や土産物を販売するたくさんのテント。写真の右側にももう一列ある。こんなに人が来るなんて!こんなに観光化されているなんて!知らなかった。ちょっと驚き。渡来人も(今を知ったら)ビックリでしょうな。
ここに来る人のお目当ては、曼珠沙華(彼岸花)だ。巾着田は曼珠沙華群生地の名所として埼玉近都県では知られている。
巾着田の川沿いの林間には、曼珠沙華の群生地が拡がっており、一面が真紅に染まり、まるで赤い絨毯を敷き詰めたようになる・・・らしい。
事前に公式サイトで調べたら、昨年より開花が遅れていて見頃は23日以降になると書いてあった。ということは、少しは咲いているだろうし、それほど混まないだろうと思って、昨日、嫁さんと行ってみたわけだ。
結論からいうと、100万本とか言われる曼珠沙華の群生地はアスパラ状態だった。
咲いていたのは、20本位のまとまり↓と、
あとはポツンポツンと、オレンジ1本、白1本、赤5本位しか咲いていなかった。
咲いている所は、撮影している方がいるのですぐ分かるほど。流石にこれでは・・・少なすぎ。
大型観光バスが何台も止まっていたけど、ツアーとして成り立っているのか心配になった。「ごめんね~咲いてなくて!」と、売店のお姉ちゃんは明るい。
本来、入場時には一人200円とるらしいが、昨日は徴収しなかった。咲いていないからかな?。ちなみに駐車場代は500円。
曼珠沙華に少しガッカリした(まぁ、雰囲気は味わえた)後は、隣接しているコスモス畑(約2ヘクタール)を拝見。3分咲きとの前情報通りに見えた。
ここのコスモスは、背が低いタイプのようだ。
巾着田は、春に桜と菜の花が、秋には曼珠沙華とコスモスが同時に楽しめるようになっている。また巾着田を取り囲む清流『高麗川』は、川遊びのメッカだ。
いずれにしろ、一度は行っても良い場所じゃないかな。
最後に、↓曼珠沙華の蕾にとまる赤とんぼ!
「悪いな~花が咲いていなくてよ!まぁ、俺も赤いからちょいととまってみようか!どうでぇ、それっぽいかい!?」と、粋なトンボの心の声が私には聞こえた。ありがと。