今日、市内の○山公園に散歩兼木見に行ったら、サンゴジュに「ニイニイゼミ」の抜け殻を発見!
半年前ってことだよね(1年半じゃないよ~)。よく残っているな~と思いしばらく眺めていた。
正面から見ると・・・あまり正面から見ることがないせいか、虫系のエイリアンに見える。
でも、横から見るとカワイイ怪獣系に見える(私には!)
大きな目と頭、ちっちゃい身体!カワイイものだ。
さて、「ニイニイゼミ」の抜け殻は、他のセミと異なり、このように泥だらけだ。
何故、泥だらけなのか?カチャってみた・・・。
ニイニイゼミは他の種と比べると、湿った環境を好む。そして、幼虫の体の表面は、他のセミと異なりザラザラしている。つまり、泥が付着しやすい構造になっているのである。
では、何故、そのような環境を好み、そのような構造になっているかというと・・・、
身体の表面が乾燥していると羽化に失敗するので、乾かないよう泥をまとう。という説はあるが、1時間近くかけて羽化するのを見た方の話によると、身体は当然乾いているわけで、それでも正常に羽化するのだから・・・。
また、捕食者に見つかりにくいように泥を身にまとっている。という説もあり、こちらの方が信憑性は高そうだ。というのも、ニイニイゼミはトロイから…ということだ。
アブラゼミの抜け殻は、手の届かない木の上にあったりするのに。ニイニイゼミの抜け殻は、ほとんど低い所にある。それが、精一杯なのだろう。
近年、ニイニイゼミは減少しているそうだ。環境の変化に弱いのだろうな。今はまだ土の中だけど、頑張れよ!