昨日の日記に書いた「世界一寒い場所」が何故世界一なのかというと、地形が盆地状であることと、永久凍土であることが大きく影響を与えているようだ。冷気が逃げないんですね。
さて、その永久凍土、ヤクーツクあたりでは地中温度が04年以降急激に上昇し、凍土が急速に融解しているようだ。地球温暖化により、この地域の降水量が増えたことが原因というが、湖沼面積がこの７年で3.5倍に拡大し牧草地が水没するなどの被害が出たり、冬季は凍結する川に大量の水が流れるなど、今後の影響は計り知れない。
昨年のグリーンランドの「春」は半月ほど早かったという。「やがて北極圏の食物連鎖が乱れ、生態系に悪影響が出るだろう」と警告している。
北極海の氷（海氷面積）は、この２年間でフランス国土の２倍以上、日本の国土の３倍以上に当たる面積が消えた。従来の予測より２～３倍早いペースで、このままでは今年無くなる氷は…１年で過去２年分近くになる？かも。
氷が溶けると黒い海洋域が広がるため、より多くの太陽エネルギーが吸収され、気温と海水温が上昇してさらに氷が溶けるわけだ。
エライことになっている。そう考えると、今は冬で寒いけど（喫煙場所の外階段は特に）、この寒さが続いた方がよいわけだ。
・・・我慢して、冬が長く続くよう祈ろう。
