シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

前の会社とNさん

2007-09-25 | 仕事・会社関係

9月初旬、創業約40年のある会社が東京地裁へ自己破産を申請し、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

これまで何度かの転職のなかで、12年間在職していた会社である。
8月の終わりに、当時同僚だったNから電話があり「来月にも…らしい」と聞いた。そして、なんだかんだ言っても、永年居た会社が無くなるのは寂しいもんだな…、そんな話をした。
それから、何度となく当時を思い出す。(7月に会ったS男もこの会社)

20代から30代にかけて、在職した会社である。仕事においても、プライベートにおいても多感な時期を過ごすとともに、人間形成に…というか、今の私という人間のベースを作った時期でもある。なので、想い出も沢山あるし…やはり、少し…。

在職時に結婚もし、子供も授かった。嫁さんとは社内結婚なので、この会社がなければ、今の「家族」もなかったわけだ。そう思うと
当時、結婚式をあげようとする時、仲人をどうしよう?となった。身内でもよかったのだが、二人とも同じ会社なので形だけの仲人でも…と相談することにした(当時はまだ仲人をたてる結婚式の方が多かった)。
で、誰に相談するか?だ。当時200人位の会社なのだが、何故か(何故を説明すると長くなるので端折る)私のすぐ上は取締役本部長だった。この本部長が(離婚して)独り者と知っていたし、どちらかというと相談したくない人だったので、その上の専務だったか副社長のNさんに相談したところ、「東京でするのなら私が…」と言う。相談のはずだったが、即決してしまった。私はまだ役職が付きはじめたペーペーだったが。

その後、直ぐにNさんは社長になり、会社は従業員も増え拡大していた。一番良い時から下がりかけた時に、私は一身上の都合で退社した。それ以降ゆるやかに下がり続け、ここ数年の逆風環境の中で厳しくなったようだ。

形だけの仲人かも知れないが、社長のNさんにはお世話になった。
もちろん仕事上でも折りにふれて気をつかっていただいた・・・と私は思っている(先方はそんなことないと言うだろうけど)。
その会社を辞めてからは、当然ながら直接話すことは無くなった。
今、どのような状況かわからないが、だいぶ落ち着いてきたのではないかな。重く大きい肩の荷物を降ろし、少しはユックリしてほしいと思う。本当にお疲れ様でした・・・仲人様。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする