シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

北本:カエンタケ発生中!猛毒キノコに注意!

2024-08-01 | 自然・環境とか

約1か月前に北本自然観察公園へ行った際、見た目から受け入れがたい、目を背けたくなるようなキノコを見た。

カエンタケ(火炎茸・火焔茸)という名前は、どこかで聞いたことはある(たぶんニュースかな)。
切り株の根元から赤いのがうにょうにょ出ていた。


近くには注意を促す看板もある。促すというより命令だ。


厚生労働省のWebサイトによると、ブナやコナラなどナラ類などの広葉樹林の地上に群生して発生し、表面はオレンジ色から赤色。細長い円柱状または棒状で、土から手の指が出ているように群生または単生する。毒性は強く、食べても、触っても毒である。


こんな見た目では食べる気にもならないだろうと思うが、薬用と勘違いして酒に浸して飲んで中毒が起き、死亡した例があるようだ。

もう一枚はボケていた。カメラも嫌だったのだろう(ということにしておこう)


とはいえ、自分にとって間近で見るのは(たぶん)初めてのことなので、珍しいものを見れたという満足感が少しはある・・・かな。

 

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13回目は5年ぶり!お祭りBBQ'2024

2024-07-27 | 我が家のアレコレ

地元の夏まつりにかこつけて、我が家の駐車スペース(ビルトイン)でご近所の方達とBBQ飲み会をする=自称『お祭りBBQ』を久しぶりに行った。
今回で第13回目となる。前回は2019年だったので、5年ぶりだーーーー。

2019年の開催はこちらを参照。その翌年から・・・
2020年1月に中国の原因不明の肺炎が新型コロナウイルスであることをWHOが確認した。感染は拡大し、4月からは7都府県(当埼玉県含む)に緊急事態宣言がだされた。2021年も同宣言があり、まん延防止等重点措置、三度の緊急事態宣言。
地元の夏まつりは、2020年・2021年と中止になった。
2022年は3月下旬までまん延防止等重点措置があったものの、3年ぶりに夏まつりは開催された。2023年は5月から新型コロナが5類になったことから、堂々と(?)開催。今年も通常通りの開催予定となった。

我々の『お祭りBBQ』も、2020年・2021年は当然ながら休止に。2022年・2023年は、参加する当人が不調だったり、身近で感染者がいたりで引き続き休止にした。
そして、今年は大丈夫であろうから開催しよー!という提案に賛同頂き、7月14日(日)に開催することになった。

仲間の皆が市内とはいえ、なかなか顔を合わせる機会がなかったり、子供世代も学生~社会人になって実家に居なかったりで、『お祭りBBQ』は皆に出会える良い機会になっていたと思うのだが、それが5年ぶりだ。特に子供世代は誰が来れるのかと楽しみになっていた。
(以下、他の方には「何のこっちゃ」もあるだろうけど、備忘録を兼ねているのでご了承を)

【準備1】たこ焼きプレート購入
今までBBQでたこ焼きをするという発想が私にはなかった。でもお祭りといえば・・・だし、冷凍たこ焼きなら手間もかからないだろうと。Webで鋳物製を探して購入したのが21穴のタイプ。


開催6日前の月曜に届く。油ならしが必要だが、調べてみると金物屋のWebでたこ焼き器ではラード(豚脂)が良いという。家に無かったので会社の帰りにスーパーで購入する。開催2日前の金曜の夜にWeb通りの方法で約1時間かけ油ならしを行う。↓油ならし後。


【準備2】前日の土曜日、朝9時から作業
会場となる車庫スペースの掃除、収納棚内の整理及びキャンプ用具等の確認など。
毎年行っている時は、その年1回が車庫の整理と掃除の良い機会になっていた。しかし、今回5年ぶりということで、前回どのようにセッティングしていたか悩むことに。例えば、ラティスを利用したテーブルの設置方法、雨よけ対策等々。
掃除のためにも車庫スペース内のモノは動かす必要があり、端材の束や息子と私の自転車、脚立の類などを、家の裏や横の通路・庭側に移動。

床置きのモノが無くなってから、掃き掃除のうえ水で流す。(床を水で流すのも何年ぶりの事か…)その間、車は一旦近くの別の場所に移動させた。
床が乾くのを待つ間に昼食にする。冷凍たこ焼きを試すため、たこ焼きプレートをガスコンロにかけて焼いてみる。少し焦げすぎたけど旨かった。
昼食後も引き続き準備作業。また、翌日に車を移動させるので、庭側に置いてある幾つかの鉢植えや和室前に置いたベンチ(縁台兼庭作業用具隠し)なども移動する。
朝9時からの作業は、正味6時間ほどかかった。夕方、妻とショッピングモールへ買い出しに行く。


【準備3】当日

参加する皆さんには、妻から「16時半頃から適当にと」案内済みなので、午後から設置準備をする。小雨だったので、まずは自作の雨除けシートを車庫隣地側の開口部に張る。
ラティス利用のテーブルを組み立ててみる。イケそうなので、他の折りたたみテーブル2つ、キャンプ用椅子をあるだけ出す(幅のある椅子は止めて、室内に置いている丸椅子にする)。大きめのバーベキューコンロは今回使わず、七輪2台を使うことにして準備。

車を移動させてから、車庫内にテーブルや椅子のセッティング。補助照明や扇風機のセッティング。木炭への火付け。飲食の材料や用具は妻が準備。家のリビングも夜に利用する予定なので整理する(特にダイニングテーブル周りの私物)。


【BBQ開始】

16時半をまわったころから、ぼちぼちと皆さんが来られ。最初の乾杯。斜め前のご夫婦からは、いつもにようにテーブルセットを持参していただきセッティング。

自分の飲み物や食べ物(焼くもの含む)を持ち寄るのがルールなので、焼き物食材が集まる。
七輪Aにたこ焼きプレートを置き、七輪Bでは他の食材を焼くことにした。
最初に座った位置や炭・用具の世話もあって、七輪A(たこ焼き)は他のお父さんに任せ、七輪Bは私が担当することにした。

七輪AはBに比べると中が深く、たこ焼きプレートへの火が弱くなり時間がかかった印象。でもテーブル板にすっぽり入るようにしてあるので、座りながら焼きやすい。
七輪Bはテーブルの上に置くタイプ。七輪は一度に多くは焼けないけど、焼け頃になてくると忙しく、見やすい立った姿勢が続く。反対側に座った隣の息子にも手伝わせる。
途中、雨が降ることもあって、入口近くは屋根ぎりぎりなので座りながら傘をさすという状態に。夏だね~と。

娘夫婦と孫も来てくれたので。子供用の折りたたみ椅子も出す。ある程度食べた後、車を動かす用があったので一旦3人で帰って、その後、娘婿だけ再度来てビールを飲めるようになった。(近くの娘婿の実家に泊まることにしたそうだ)

OB奥さん、IY奥さん、HM夫婦、II夫婦、TB夫婦、OD奥さん。子供世代ではIYケイスケ夫婦、TBモモ夫婦、TBツバサ。我が家の3人と娘一家3人。計20人だった・・・はず。
楽しく忙しい時間が過ぎるのは早い。近所迷惑を考慮して、21時前に一旦解散し、時間のある方は我が家の2階に移動。IY奥さん、HM夫婦、II夫婦、我々夫婦、娘婿の8人で引き続き飲んだりコーヒーだったり。

最終的に解散したのは、24時頃だった・・・はず。皆さんお疲れさまでした。ありがとうございます。やはり年に1回のこの機会を来年以降も続けたいと思うのでした。


【翌日】

それほど飲んでないはずだけど、通常の時間には起きられなかった。飲んだ量云々よりも7時間ほど飲んで焼いていた疲れだと思う。
片付けをし、最後に残ったのがタープ。家の外側通路で端材や息子の自転車に雨除けとしてカバーしていたもの。それが雨で濡れている。昼頃になって薄日がさしてきた!ラッキー、2階のベランダで干すことにした。見た目乾いたのを確認してケースに入れたが、今日現在まだ棚にしまってない。(荷物を動かす必要があるので・・・)


反省:バーベキューコンロは片付けが手間だけど、使った方が良いと思われた。準備中からのビフォーアフターやBBQ中に写真を撮ろうと思っていたけど、結局できなかった。ちょっと残念。

 

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北本:白帯、レース模様、シオヤアブ、オオシオカラ他

2024-07-20 | 主に野鳥や昆虫

前回と同じ、6月30日(日)の北本自然観察公園散歩での生き物たち。

樹皮に白いXの文字・・・ではなく、樹の手前のクモの網で、白帯とか隠れ帯と呼ばれる。形・デザイン・大きさは様々ある。これは整ったX字型。


製作者のクモは、足を2本ずつXに広げているので分かり難く、隠れているようにも見える。(トリミング)


白帯の役割として考えられているのは他にもあり、その一つは紫外線をよく反射するという特性から、獲物をおびき寄せるためとのこと。また、デザイン(形)によって役割が違うともいう。
Webでザっと見たところ、現代の研究でも明確になっていないようだ。白帯・隠れ帯は不思議で面白い。

葉がレース状になっている。犯人はカシルリオトシブミ。葉脈を避けて食べるため、葉の形を残しつつもレース模様の食痕ができるそうだ。
なお、本人不在だったが、体長3.5センチほどで金属光沢が美しい小型のオトシブミらしい。

 

八つ橋の手すりの上にいたカップルは、ムシヒキアブの仲間でシオヤアブかも。体長3センチ弱。肉食。

画を拡大して驚いたのは脚先。爪・トゲ(?)が凄い。獲物をしっかり押さえこむのだろう。(トリミング)


セリの草叢に隠れているのは、ヒメギスであろうか。褐色のキリギリスだ。


オオシオカラトンボと思われる求愛中の2匹を追って撮ったもの。2匹が交差した一瞬は良いとして、やはりボケボケだ。


ガビチョウが水浴びしていた。

 

 

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北本:ジャコウアゲハ幼虫・蛹、アミガサハゴロモ幼虫

2024-07-15 | 主に野鳥や昆虫

6月30日(日)、久し振り(3か月振り)に北本自然観察公園へ行ってきた。

自然学習センターの横にグリーンカーテンがある。事前に公式Webの「公園日記」を見た際に、“グリーンカーテンでつるを伸ばしていたウマノスズクサが、ラッパ型の花を咲かせ始めた”という記載があったので、グリーンカーテン見てみると、


花は無かった。終わった?念のため公園日記を再度確認。・・・6月5日の記事だった。花はあきらめよう。でも・・・
ウマノスズクサの葉は、ジャコウアゲハの幼虫が食草としている。探してみると・・・いた。独特の白黒カラーに全身の突起。突起の先端は赤い。


他にもいないかと探すと、大屋根の軒天にも幼虫発見。さらに、近くの軒先(鼻隠し?)の白っぽいのは蛹か。


カメラを高倍率のコンデジに替えて確認する。幼虫はほとんど動かないし、葉が無いところにいるので、蛹になるのが近いのかも。


蛹を見るのは初めてなのでWebで画像を確認。やはりジャコウアゲハの蛹だ。蛹も独特な形状。幼虫の白い脇の模様がそのまま残るようだ。


遠いので見難いのが残念だけど、初めましてなので挨拶したということでヨシとしよう。

最初に見たジャコウアゲハの幼虫の近くには、別の種類の幼虫もいた。大きくて黒地に白い横縞模様。目玉のような斑点が並ぶ。
元来イモムシ系は苦手だ。じ~っと見ていられない。なので、写真は撮ったけど載せるのは遠慮しておく。一応画像で調べたところ、セスジスズメの幼虫らしい。


葉の上に白い綿毛のような・・・。これは見たことがある。初見は3年前の同園だった。
アミガサハゴロモは、ハゴロモ科の昆虫。幼虫はお尻からロウ状の物質を出し放射状に広げる。


直径1センチ弱の糸状のロウ物質は開いたり閉じたりできる。自分の身を隠すためだとか。


葉の上で幾つか見かけたが、極めつけは葉の上ではなく、茎に密集していた。何事なのだろう。

アミガサハゴロモとしたが、同じ仲間のベッコウハゴロモやスケバハゴロモ、アオバハゴロモの幼虫も同じ特徴を持つので、ひょっとしたらそれらかもしれない。

 

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ネジバナ(ねじり草)2024/イロハモミジ

2024-07-07 | 我が家~植物・生物

我が家の鉢植えネジバナは、昨年から土を替えず、肥料も与えず、ほったらかし状態。春からは鉢に生えてきた他の雑草だけは抜いていた。そして、花茎を伸ばし花をつけた。
昨年に比べるとどうだろう?この日記で検索する・・・アレ!?記録してなかった。
15年前(2009年)に、放置していた鉢に1本生えていたものを救出し、翌年から毎年記録していた。年々増えて2017年には50本まで増えた。その後は手をかけないせいで減少していた。(何故、昨年記録しなかったのか?)

6月15日(土)、朝7時半頃の様子。


この鉢は2021年から変えていない。ざっと数えて25本。一昨年の記事をみると24本なので、ほぼ変わっていない。たくましいものだ。


ネジバナは芝生の中で見かけたりするけど、日本に自生する原種ラン。らせん状にねじれて花をつける姿は特徴的で、小さな花は可愛いものだ。

 

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我が家のイロハモミジは、地植えの時もあれば鉢植えの時もあった。3年前の4月(?)からは、親モミジは地植え、子モミジは鉢植えの状態。

6月29日(土)、朝9時頃の様子。


今年は、子モミジの花が今までで一番多かったと思う。おかげで翼果が多数付いている。熟したら孫モミジを期待して庭に蒔いてみようかな~と。


親モミジは鉢植えの時に幹の先端を切ったので、横に拡がっていたが、徐々に上向きにも枝が伸びてきたので、葉が生い茂って風通しが悪いように見えた。
そこで、6月の初旬に細い枝を適当に剪定した。数が多かったのと雨が降りそうだったので癒合剤は使ってない。この後どうなるのか?


元々の樹形が歪な感じになっていたし、モミジの剪定の仕方をWebで見たけどよく分からなかった。
これ以上横に伸びるとじゃまになる・・・とは考えたものの、モミジのしなやかな枝振りの良さが失われそうだ。

 

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丸山公園:アジサイ、カイツブリの親子、遊具

2024-07-02 | 日常のできごと

6月15日(土)、上尾市の丸山公園に行ってきた。
当園では、毎年花しょうぶ祭りが行われ、約50種1万株の花しょうぶを楽しめるのだが、やはり遅かったようでほぼ終了。でも、菖蒲田の周囲に植えられたアジサイにはタイミングが良かった。


熱心にカメラを向けていた方も数人いた。主張しないけど隠れた名所かもしれない。


右はガクアジサイ、左は手まり咲きのホンアジサイであろう。

 

池に沿って歩いていると、鳥の鳴き声が聞こえてきた。何者か確認するのに少し時間がかかったけど、この親子のようだ。


カイツブリ(カイツブリ科)は全長約26センチの留鳥/漂鳥。幼鳥がず~っと鳴いていた。


親は餌探しで時々潜る。けっこう潜っている時間は長い。いきなり親が近くからいなくなるので幼子はよけいに鳴く。
そして、親が水中から出てきたときには離れた場所だったりするので、見つけた幼子は急いで向かう。見つかってよかったね~。

 

池には、特定外来生物を駆除するための仕掛け(捕獲道具)が点在していた。
これはアメリカザリガニ用(だと思われる)。


こちらはアカミミガメ用。数年前に説明板を見たことがある。どの程度効果があるのか分からないけど・・・。


自らは普通に生きているだけなのに、在来生物に被害を与えるので仕方ない。ここに入れた人間が悪い。尻ぬぐいも人間がするしかない。それにしても、藻の繁殖がすごいな~。

林縁というか林の中にあるアスレチック遊具。昨年リニューアルされたと思う。園児と児童を対象にした2種類と滑り台。


高木に囲まれて雰囲気が良いのだが、南側が斜面で林なので寒い時季は日影が多くなりそう。子供には関係ないと思うけど、親は敬遠するだろうな。


この時は、朝8時半頃なので、いたって静か。朝散歩向け。

 

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長崎市:クリームソーダ、帰りの事、ホテルの事

2024-06-26 | お出かけ

*前回までの日記で、路面電車の乗り降りするところを「駅」と記していたが、路面電車の場合は「停留場」であり、略して「電停」と呼ぶ。ということを知り(長崎駅以外を)修正した。

〔一泊二日 長崎市の旅。旅行記&備忘録つづき〕
二日目の5月25日(土)、眼鏡橋を見た後は・・・喫茶店探し。この日も朝からよく歩いたし、そろそろ一服したかった。スマホで検索し向かう、1軒目は休みでがっかり、2軒目は営業中!電停から離れたけど仕方がない。

メニューを見ていると、妻はクリームソーダにするという。そっそれは・・・懐かしい。私も便乗することにした。供されたグラスにはアイスが2つ入っていた(最近はこうなのかな)。まずはストローで一口飲む・・・が原液だった~。そうだ、最初にかき混ぜないと。


クリームソーダをいただき、水も飲み、一服し、落ち着いた。
この後どうするか?妻は「もう充分。疲れたし」と。それもそうかと。早めに空港に行って、時間があればそこで休憩しよう~となった。空港バスは新地中華街にあるバスターミナルを利用することにした。

路面電車に乗り「新地中華街」電停へ。昼に出島へ行く時に土産屋があったので、大通りを渡って立ち寄ることにした。戻りも大通りを渡ったので、この日3回渡ったことになるが、3回ともしばし立ち止まることになった。
この大通りには横断歩道があるけど信号が無いのだ。車にバス、路面電車と交通量は多いのにだ。しかし、見ていると地元の方?は普通に歩きだし、車は立ち止まる。横断歩道だから当たり前かもしれないけど、それなりに道幅もあるので感心した。

土産屋には、カステラが幾種類もある。妻が迷っていると「切り落としがお得ですよ。味は変わりませんし」と店員さん。小さめサイズでリュックに入れるのにも良さそうで購入。他には、焼きあご煎餅、私用あご一夜干し等々購入。

土産を買い、バスターミナルで待ち時間を過ごし、空港でもチェックインした後で休憩。
飛行機の出発は18:15。羽田ではずいぶん遠い所でバスに移され、到着口まで20分近くかかった。
自宅最寄りの駅に着いたのは22:00頃。サイゼリアで遅い食事と赤いのを軽く飲んで帰った。



最後に、訳あり(?)で利用したホテルのことを記しておく。
FAV LUX 長崎』というホテルで「大浦天主堂」電停から徒歩2分。今年の2月開業。
 公式サイト https://www.fav-lux.com/hotel/nagasaki/
スタイリッシュなデザインで定員4人の部屋が多く、バンクベッドのある6人の部屋もある。我々は2人なのでキングベッドの2名用。


インバウンド需要に応えるに十分なキッチンがあった。(部屋によっては乾燥機付洗濯機もあるようだ)


朝食は1階にある、長崎で人気のベーカリーカフェ「JUNE COFFEE」を利用し、テラスでいただいた。


なお上階には、ハイスペックな貸切サウナがある。それなりのお値段なので我々は利用しなかったけど、サウナの好きな家族・グループが利用するのは良いだろう。

〔一泊二日 長崎市の旅。旅行記&備忘録。了〕

 

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長崎市:長期復元整備中の「出島」~治水と共に「眼鏡橋」

2024-06-22 | お出かけ

〔一泊二日 長崎市の旅。旅行記&備忘録つづき〕
二日目の5月25日(土)、新地中華街でのランチ後は、出島へと歩いてゆく。

鎖国時代、日本と西欧を結ぶ唯一の窓口であった出島は、交流拠点として日本の近代化に大きな役割を果たした。しかし、幕末に日本が開国すると出島の役割は終焉を迎え、明治期からは周辺の埋め立てが進み、海に浮かぶ扇形の原形が失われた。
1951(昭和26)から出島の復元整備事業に着手。最終的には四方に水面のある19世紀初頭の扇形へと完全復元を目指し復元整備が進められている。

現在、川に架けられた出島表門橋(2017(平成29)年架橋)を渡って、復元された表門から出入りする。


前日のバスガイドさんが言うには、新しい橋は趣きのある当時の石橋のイメージを期待していたようで、鉄骨の橋がクレーンで架けれた時は少しガッカリしたそうだ。でも、現代の技術の活かし、出島側の石積みに負荷がかからないよう、そのままなら片持ちで維持できる構造らしいのでエライものだ。

正面向かって右側が復元ゾーン、左側が交流ゾーンで明治期の洋館も活用している。


現存する江戸や明治の石積みを守りながら、景観に調和した護岸整備が行われた。


出島の中には、1820年頃の出島を15分の1サイズで表現した「ミニ出島」がある。200年以上の歴史がある出島のひと時。


当時の出島で最も大きい建物は「カピタン部屋」で、オランダ商館長(カピタン)の事務所兼住居。2階の広間では阿蘭陀冬至(クリスマス)の宴の席などが再現されていた。


裏には「乙名(おとな)部屋」という、日本側の貿易事務や管理を担当していた出島乙名が拠点とした建物。乙名は出島の町長さん的な役人。ここだけは日本的。


出島の東西を繋ぐ通り。復元ゾーンから交流ゾーンを見る。


旧長崎内外クラブ」は、1903年に長崎に在留する外国人と日本人の親交の場として建てられた。1Fはレストラン。訪問時は貸し切りで利用できないと入口で案内があった。


↑画は通り沿いではなく旧出島神学校との間の広場から撮影した。
その近くに「デジマノキ(コパールノキ)」という大木があった。オランダ人が幕末にジャカルタから移植したもので、日蘭交流の貴重な記念樹となっている。
取り上げ所満載の出島だが、この辺にしておこう。
今後の復元状況の進展は気になるので、時々公式Webサイトをながめつつ、数年後、十数年後を楽しみにしていたい。


この後、眼鏡橋へ行くため路面電車を利用することにした。路面電車に乗ることも観光の一つ。路面電車や前日利用したバスもSuicaが利用でき便利でスムーズ。ただ、個人的には通勤感が湧かないでもないので少し味気なかったり。(かといって小銭の用意もなかったけど・・・)

眼鏡橋の下流に架かる袋橋から眼鏡橋を見る。水位が低いので川縁の歩道散策や飛び石の上で記念撮影する方もいた。


眼鏡橋は、現存最古のアーチ型石橋の一つで、国指定重要文化財。川面に映る影が双円を描きメガネに見えることからこの名前がついたと言われる。


階段で川縁に降り眼鏡橋まで行く。水はキレイで、小魚がけっこういるな~という印象。
1982(昭和57)年の長崎大水害で一部崩壊したが翌年復元された。橋長22m、幅3.65m、歩行者専用の人道橋だ。


歩道沿いの案内板を見ると、ここ中島川には幾つも橋があり石橋も多そうだ。それと山裾に多数のお寺が並ぶ。平地の少ない長崎の街づくりを表しているように思えた。

後日マップの航空写真を見たところ、お寺の背後の山の斜面が全面墓地として造成されていて驚く。そういえば前夜に稲佐山からハート形の灯を見たが、墓地を利用しているとバスガイドさんが言っていたのは、ここかもしれない。

歩道は幅があり植栽やベンチもあって細長い公園のようだった。アジサイは市の花ということもあり、珍しい園芸種が多数。


電停に近い常盤橋から上流を見る。橋は袋橋だが、それよりも川の左右の暗渠!?が目にとまる。


気になるので調べてみた。1982年の長崎大水害で未曾有の被害を被った後、当地では重要文化財「眼鏡橋」を残したまま如何に治水するかが検討された。そして、川を拡幅する方法として、両岸にトンネル水路(バイパス)を設置し暗渠にし、その上を道路や公園として整備したという。
眼鏡橋の上流の橋の先で川の水を水路に逃がし、常盤橋の手前で戻すわけだ。橋を守り治水するとともに公園もでき・・・素晴らしい。

ところで、眼鏡橋・錦帯橋(山口)・日本橋(東京)は、日本三名橋と呼ばれるそうだ。
眼鏡橋や錦帯橋に比べると、日本橋は歴史があっても首都高に覆われ風情がない・・・と皆思うことでしょう。
この日本橋も再生計画が進んでいる。首都高を地下化するわけだが、長崎の出島を倣って昔の面影を取り戻してほしい。

〔オマケであと1回、つづく〕

 

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長崎市:グラバー園~オランダ坂~新地中華街

2024-06-17 | お出かけ

二日目の5月25日(土)、ホテルを9時にチェックアウトし、グラバー坂を上り、大浦天主堂の前を通って、グラバー園に入る。ホテルに近いし、長崎初心者としては見ておくべきであろうと。


Mapを見ながら見て回るコースを考える。第1ゲートから入ったけど、今日の予定からすると第2ゲートから出たい。


まずは、国の重要文化財で世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産でもある旧グラバー住宅。1863年に建築された現存する日本最古の木造洋風建築。グラバーと息子の二代が暮らした。

グラバーは、日本でグラバー商会を設立し、近代的な技術を用いた修船場や石炭の採掘の開設に携わった。また、街中で記念碑を見たが、日本で最初に蒸気機関車を走らせたのもグラバーで、長崎でのこと。(営業運転というこでは、7年後の新橋~横浜)
室内は当時の様子が再現されている。

温室もあり、植物に囲まれた暮しをしていたという。
リンガーはイングランド出身で、来日したのは・・・何と21歳。そのことにも驚いた。


長崎のもう一つの世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つは前を通った大浦天主堂。何と!2つの世界遺産がお隣同士にあるわけだ。

旧ウォーカー住宅は、近くの元所在地から洋風の意匠を残す部分のみが移築された。

全ての旧宅は当時の写真などを参考にしていると思われるが、ここの室内は他に比べギュッとしたいた。


旧リンガー住宅は、1868年に建設。国の重要文化財。親子三代で暮らした。グラバー商会に招かれ、その後ホーム・リンガー商会を設立。戦時中に閉鎖したが、日本人従業員が北九州市門司で再開し社名を継いで現在にいたる・・・繋いでいるってスゴイ。

室内(応接室)の家具・調度品は重厚感あり。


旧オルト住宅(1865年に建設)も国の重要文化財だが、この時は保存修理工事中。
その先に、移築された旧スチイル記念学校がある。1887年に開校。その後、日本の私立学校としても使われた。1972年に市に寄贈され、当地に移築復原。


東京高商(一橋大)、神戸高商(神戸大)に次ぐ第三高商として1905年に設立された長崎高等商業学校(長崎大学経済学部の前身)の表門衛所を横目で見ながら、坂道を上へと進む。

旧三菱第2ドッグハウスは、1896年三菱造船所の第2ドックの建設時に建てられた外国人乗組員用の宿舎。1972年まで使用された後、移築された。
私が生まれた時代には現役だったわけだ。同じ時代に存在していたと思うと、環境の違いを改めて思い知らされる。


手前に展望できるところがあり、そこから遠方を望む。(画はズーム)
北側:赤茶色の屋根は、ミッション系の活水女子大学のキャンパス。その先の高層ビルは、前日にバスの車内で後ろにいたオバちゃんに教えてもらった市役所庁舎。


西側:昨日、夜景見学ツアーで上った稲佐山山頂展望台と電波塔が右上に、手前に「ジャイアント・カンチレバークレーン」がある。(電波塔はけっこう大きいな~と実感)


グラバー園を第2ゲートから出て、グラバースカイロード(斜行エレベーター)で斜面を下る。
大浦石橋通りを渡って、少し行くと長崎孔子廟中国歴代博物館の入口(だけ確認)。


その反対側には、素敵な銭湯。(事前に調べて入りたいと思っていたが、前夜は時間が合わなかった)


そして、目的にしていたオランダ坂。その昔、♪オランダ坂~で始まる河合夕子さんの「蝶々夫人のララバイ」を聞き、どんな所だろう、行ってみたいものだと思っていた。当日記でもとりあげたことがある。叶うものだな。


♪桜吹雪・・・の季節ではないけど、石畳の坂道は洋館と相まって異国情緒がある。
道路沿いには、東山手洋風住宅群や東山手甲十三番館など。眺めると、大浦天主堂や長崎孔子廟中国歴代博物館などが見渡せた。


坂を降りてからは、新地中華街へと足を運ぶ。せっかくなので、ちゃんぽんの店をWebで検索して入店。特製ちゃんぽんと炒飯を頼みシェアして頂く。特に今まで見たことが無い白濁したスープのちゃんぽんは美味だった。


(ホテルの近くに、ちゃんぽん発祥の店として知られる「四海樓」があったけど、食事時間と移動の時間が合わずパスした。)

食後は・・・〔つづく〕

 

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長崎市:稲佐山への「夜景見学ツアー」は為になる

2024-06-13 | お出かけ

〔つづき〕5月24日(金)、14時過ぎの遅いランチの後「みらい長崎ココウォーク」の1階に移動する。ここはバスターミナルを併設してる。
長崎市の移動はバスと路面電車が便利という。ホテルに近いバス停はグラバー園ということは調べていたが、乗り場は幾つもありどこで待てばよいのか右往左往。
グラバー園の名前を見つけ、既に待っていたバスに滑り込むが大丈夫なのか不安。座席の後ろにいるオバちゃんに聞くと、グラバー園には行くけど市役所まわりなので少し遠回りするとのこと。遠回りでも目的地に行ければいいかと一安心。
人の好さそうなオバちゃんは、あれが新しい市庁舎と教えてくれたり、県庁舎や駅舎、スタジアムなど、ここ数年箱ものラッシュなのよと。地元の方に聞くのは新鮮だ。

バス停から数分のホテルに着き、部屋に落ち着いたのは15時半頃。疲れたので休憩。
TVでのYouTubeを使って「長崎の鐘」を繰り返し聞きながら余韻に浸る。

100万ドル(1000万ドル)と呼ばれる夜景を見たいと思っていた。稲佐山山頂展望台へ行く方法は様々あるが、チェックしているとバスツアーが便利そうだった。電話して聞くと、臨時便にまだ空きがあった。近くのホテル前18:45出発するというので予約した。市内の主なホテルを回りながら客を載せて展望台まで行くようだ。

中型バスによる「夜景見学ツアー」は、単に客を運ぶだけでなく、バスガイドさんがいて観光案内+長崎のこと(平和学習や遠藤周作など等)を話してくれた。これは想定外でとても有意義な乗車時間だった。私のように初めて訪れる者には打って付けだと思った。見聞増し増し。


近くのホテルを出発し、狭い道も通りながら山頂の展望台まで上がる。到着しバスを降りると、まずは展望台近くのマンホール蓋を案内してもらった。デザインマンホールで漫画のキャラクターが描かれていた。これは知っている。(上下逆方向から撮影)

大人気漫画「弱虫ペダル」の主人公・・・じゃない巻島君だ。同様のマンホールは市内27か所にあるらしい。長崎出身の漫画家だが、長崎は自転車が少ないのに(※1)・・・とガイドさんが不思議そうに話す。

稲佐山山頂は標高333m。展望台は全面ガラス張りの円柱形で、スロープが窓に沿ってらせん状になっていて風景を見ながら上り下りできる。
稲佐山からは、東側に長崎港・長崎市街地、西側は東シナ海が望める。
19:20頃、この時季なので日は沈んで夕暮れ・マジックアワー。

南西の方向を見ると、半島が左側から伸び、海を挟んで沖之島~伊王島の細長い島。手前中央の海沿いの集落は、原爆投下時この稲佐山の影になり被害が少なかったという。


南東側の港湾にある三菱長崎造船所には、大きな「ジャイアント・カンチレバークレーン」というクレーンがある。1909(明治42)年に設置された日本で初めての電動クレーン(高さ約62m、アーム部分の長さ約75m)で現役。同型で世界に現存しているものは少なく、輸出した英国が称賛する歴史的に貴重な存在のようだ。

大戦中、長崎造船所で戦艦を極秘で造っている時は、対岸から見られのを防ぐためグラバー園の辺りを買い取ったらしい。


GWなどの繁忙期には内部のスロープから屋上まで大渋滞になるらしいが、この日はそれほどでもないものの、展望台屋上の手すりに沿って人が二重に並ぶ。待って~見て~撮って~位置を移動して~を繰り返す。

画はコンデジに持ち合わせの無い撮影技術なのでこんなものだが、初めて見る長崎の夜景はキレイだった。これが三大夜景(※2)かと。
↓長崎駅から南側の眺め。駅は左側の明るい建物。右側の海上の灯は長さ300m近いクルーズ船。その後背がグラバー園。


↓長崎駅から北側の眺め。画の中央はジャパネットグループが開発している複合施設(※3)で、ビルはホテルになるようだ。


近くの電波塔もライトアップされている。通常は赤白をそのまま照らすが、四季毎に時間によって特別なライトアップをする。この時期は緑だった。


20時になると夜景の中にハート形が見えるというので、しばし待つ。バスガイドから聞いたので知ることになったが、知らない方はスルーだろう。画の中央がハート形に灯っているところ。


ハートを見たらバスに集合。帰りはゲートに入場待ちの車が長い列を作っていた。結果的にツアーを選んで良かったと切実に感じた。

ここからは、基本的に乗車したホテル前で各々降りるが、食事等のために駅で降りたいという要望は聞いてくれる。
我々は、乗車した所で降り、ほぼ満月を見ながら居酒屋を探して、地の酒と肴で癒し、五島うどんで締めた。旨かった。
ホテルへと歩く途中、川(?)の上にほぼ満月。左は路面電車の「大浦天主堂」電停。

〔つづく〕



※1:弱虫ペダルマンホール
長崎市の「下水道供用開始60周年」を記念して、長崎市出身の漫画家:渡辺航による人気漫画「弱虫ペダル」のキャラクターたちが描かれた。市内の観光施設・景観スポットを中心に計27か所(27種類)が設置されている。

都道府県別の自転車保有率で長崎県は下から2番目という調査結果がある。国勢調査の都道府県別「通勤通学時の自転車利用」では、長崎県が最下位。坂が多く石畳の道も多い長崎市のことを考えるとうなづける。

※2:日本新三大夜景
夜景のキレイな都市といえば、昔は神戸・函館・長崎というイメージがあったけど、現在「日本新三大夜景」というのを(一社)夜景観光コンベンション・ビューローが認定し、数年毎に更新を行っている。夜景鑑定士の投票によって決まるらしい。これによると現在の三大夜景は、北九州・札幌・長崎とのこと。
調べてみると他には、神戸・静岡・横浜・東京・函館・大阪・京都などが上位にある。

また「世界新三大夜景」では、モナコ・長崎・上海。えッ香港は?と思った。こちらも調べてみると他に、ニューヨーク・香港・ドバイ・シンガポール・北九州・シドニー・札幌などが上位。
大都市の灯は圧倒的な数・面積があるので賛同する方も多いだろう。対して長崎は決して大都市ではないし、灯の数・面積も少ない。でも夜景鑑定士が選んでいるのは、他に無い夜景の特徴があるから。どんなところかな~と眺めるのも良いだろう。もちろん、単に目の前の光景を楽しむのも良い。

※3:長崎スタジアムシティ
ジャパネットグループが建設しているサッカースタジアムを中心にアリーナ・ホテル・商業施設・オフィスなどの複合施設。
2024年10月14日開業予定。ホテルの窓からはスタジアムの試合が見られるそうだ。
「長崎スタジアムシティ」のこけら落としは、長崎出身の福山雅治によるフリーライブ(無料開催)。招待人数は約25,000人。応募は始まっていて、締め切りは7月7日。争奪戦の確率は上昇中。

 

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