草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

巨大化した中共に対抗するには自由諸国民の連帯強化しかない!

2020年06月13日 | 思想家

我が国にとって日米同盟は国家存立の基本である。孤立して日本が自由であり続けることはできないからだ。私たちは米国に対して言いたいことはたくさんある。しかし、今はそれを口にするときではない▼ヤスパースが武藤光朗との対談「人間の自由の未来のために」(雑誌『自由』昭和37年1月号掲載・吉田正己訳)で語ったことを肝に銘ずるべきなのである。ヤスパースは「どんな反感をもっていようともアメリカ人といっしょに進まなければいけないのです」と述べていた▼中共の脅威が増大しているなかで、日本が一国で立ち向かうことは無理である。米国を始めとする国々との絆を強化することが不可欠なのである。ヤスパースは全体主義的支配に対抗するには、自由諸国民の連帯を強化することを説いた。そこに含まれる国々の中心は、北米、ヨーロッパ諸国、そして日本であった。米国をリーダーとする自由諸国民が結束しなければ、迫りくる危機には対処できないのである▼ヤスパースの実存哲学は「交わり」を重視する。「『交わり』とは、他人の生活形態のなかに自分自身を認めることであり、そのなかで真剣になることであり、自分自身が無制約的に生き抜くことなのです」(『同』)と語っている。ヤスパースは「交わり」を妨げる体制を容認することはできなかったのである。

https://www.youtube.com/watch?v=8bamS9U3l4Q

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 (続)④笠井尚氏の会津の本を読む 河上徹太郎の『大鳥圭介南柯の夢』

コメント (1)
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