黒人差別に対しての怒りは全米に拡大しており、16州25都市では外出禁止令が出される事態になっている。高級商店が襲われ略奪が発生している。アメリカが壊れることで喜ぶのは中共であり、アメリカが国内に気を取られている隙に、中共は東アジアで覇権を強めてくるはずだ。日本としては独自に防衛力を増強しなくてはならない▼アメリカのそのものに問題があることも確かだ。米国に蔓延している多文化主義が混乱に拍車をかけており、ハンチントンは「その主張は、多数から成る一つというモットーに凝縮されたアメリカ合衆国精神のまったく逆を行っている」(『引き裂かれる世界』鈴木主税訳)と批判している。そこに今回の新型コロナウイルスによる大量の失業である▼今後も混乱は続くと見るべきである。米国が大変なことになっているのは引き裂かれた国家であるからだ。日本国民は今こそ団結しなくてはならない。アメリカばかりではなく、我が国においても中共の影響力は無視できず、日本国内に分裂を持ちこもうとする勢力を警戒しなくてはならない▼全体主義国家はまとまりがある。日本やアメリカのような民主主義国家は脆弱である。しかし、自由と民主主義を守り抜くことは、人間の尊厳を守り抜くことでもあるわけだから、ここで負けるわけにはいかないのである。
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