ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

河高地区の夏まつりー踊りは屋内で

2023年08月15日 05時39分41秒 | Weblog

 

 14日(月)、台風7号が紀伊半島に向かってゆっくり北上する中、朝から、夏まつりを予定されていた地区の区長さんから、内容変更や中止などの連絡をいただきました。せっかく準備をしてこられたのに、まさか台風がやってくるとは予想外のことだっただろうと、区長さんの心中お察し申し上げるところでした。

 ただ、河高地区では、案内状に「雨天決行」とあり、過去にも雨天開催の記憶もあったので、交流センター内で開催されるんだろうと思っていました。幸い、午後6時になっても雨は降らず、風も弱い状態の中、夏まつりが開催されました。

 本来なら、広い駐車場に櫓が組まれ、二重三重の踊りの輪ができ、飲食の屋台が並んで地区住民の皆さんが楽しまれるのですが、今日は、屋台は屋外のテントで、踊りは屋内での開催でした。恒例の播州ラーメン、焼き鳥、フランフルと、生ビールで楽しまれました。屋内では、河高こども園の園児の可愛い踊りが披露されたあと、水龍会の和太鼓と鉦で、盆踊りの輪ができました。

 オレンジ色のスタッフTシャツの地区役員さんの動きが目立ちました。交通整理、屋台、司会、そして踊りと大活躍でした。区長さんは、何とか開催できてよかった。しかし、台風の状況によっては、明日は避難所に切り替えになるかも。と話しておられました。普段からこうした地区の取り組みが、災害に強い地域づくりに繋がっていくのだと思いました。

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ふるさと夏まつりを続けて41回目ー東条貞守地区

2023年08月14日 05時26分23秒 | Weblog

 

 13日(日)、台風7号の進路が気がかりなお盆のこの日、加東市東条地域の貞守地区では、グラウンドで第41回夏まつりが行われました。

 日が西の山に沈む頃、空には茜色に染まった雲がたなびき、緑の田圃を渡ってくる心地よい風が吹きぬけていました。グラウンドには、消防団員が開く「うまいもん屋台」からおいしいにおいが漂ってきます。たこ焼き、フランクフルト、フライドポテト、焼き鳥など本格的な屋台が並んでいます。その向こうには老人会が金魚すくいとヨーヨーつりを開いて、浴衣姿の子供達が楽しみました。

 役員さんによると、コロナ禍の3年間は花火だけを続けてきたが、ようやく人々が集まる形式で開催できるようになった。しかし、踊り手が少なく、今年は踊りはできなかったが、ビンゴゲームも復活することができた、ということでした。老人会の方からは、このグラウンドができた時に、それまでお堂の前でやっていた盆踊りをこのグラウンドでやろうと、青年団、消防団が中心となって夏ま始めた始めたもので、41回目を数えるまでになったと当時を懐かしんでおられました。

 踊りがないとさびしい、と太鼓と鉦を打つ人が登場し、一気に気分が盛り上がりました。お盆で帰省した人や子供も多く、楽しみなふるさとの夏まつりになりました。また、本部テントで、地区の方から、貞守地区の田を潤す水路、井堰の話をうかがいました。井堰改修の記念誌をお借りすることもできました。ふるさとを守っていこうとされる方々の気持ちを強く感じた夏まつりでした。

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真夏の路地-ムクゲの花とセミの抜け殻

2023年08月13日 05時25分00秒 | Weblog

 

 12日(土)も肌を刺すような強い日射しが照りつける一日でした。午前の10時頃まではクマゼミ、アブラゼミの激しい鳴き声合戦が続きました。

 台風の備えにと、伸びすぎたナンキンハゼの枝を伐る作業をしました。東の路地を往ったり来たりしていて、ふと目についたのがムクゲの花でした。そして、すぐ隣にセミの抜け殻が夏の日射しに光っていました。

 両側をブロック塀にはさまれたこの路地ですが、今年の夏は草が生えてきません。7月のはじめに草引きをしたのですが、そのあと、日照りが続いたせいか、草が生えてきません。道も日中は、強い日射しで白く光っていました。

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社高校野球部の加東市オリジナルマンホールが 

2023年08月12日 05時45分09秒 | Weblog

 

 8月9日(水)、甲子園から応援バスで社高校に引き上げ、歩いて帰宅しようと、高校前の県道の歩道を歩いていると、足下に鮮やかな色のマンホールがあるのに気づきました。写真の社高校野球部をデザインしたマンホールでした。いつも車でこの県道を通るため、歩道にこのようなマンホールがあることを知りませんでした。

 フェンスには、甲子園出場を祝う横幕が掲げられており、ちょうどマンホールと一体の景色になっていました。加東市のオリジナルマンホールの一つのようですが、お馴染みの帽子、ユニフォーム姿の社高校野球部の球児がジャンプして捕球する躍動感があり、とても親しみが湧くデザインです。初戦で敗れ、悔しさで少し心が沈んでいましたが、このマンホールに出会ったことで、また頑張ろう!という元気が出てくるようでした。

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東条湖畔の愛宕山の釣針碑

2023年08月11日 04時19分40秒 | Weblog
 
 
  昨日のブログで紹介した東条湖畔の愛宕神社の祠の前の広場の南、すぐ下に大きな石碑があります。これが「釣針碑」です。
 垣に囲まれ、台座の石の上に見上げる高さの立派な石碑です。石碑の中央には「釣針碑」と刻まれています。その上部には、円形の飾り石が置かれ、左右に大きな釣針、中央に波の上にはねる魚が刻まれています。
 後ろ側にまわってみると、釣針碑建立の由来を記した碑銘が刻まれていました。文には、釣針製造の始祖とされる米田村下久米村の小寺彦兵衛翁がその技術を伝えたことから郷土の産業として栄えたこと、兵庫県釣針協同組合の誕生、その後の発展の歴史を記し、組合創立二十周年を期に、職祖小寺彦兵衛翁の功績への感謝と、釣針産業のさらなる発展を期して釣針碑を建立したことが記されていました。
 正面の「釣針碑」の題字は、郷土縁の書家上田桑鳩先生の揮毫、後ろ側の銘文は同じく郷土出身の書家、藤原優先生の書であることが刻まれていました。上部の円形の石の裏には、慰魚霊の文が刻まれていました。
 この釣針碑は、昭和33年(1958)に建立され、除幕式が行われています。その写真が釣針協同組合の「くみあいだより」の平成21年9月1日号に掲載されていました。出席者の中に坂本勝兵庫県知事の姿がありました。釣針製造は、兵庫県を代表する地場産業の一つで、そのシェアは、全国の90%近くを占め、圧倒的な1位を誇っています。
 釣針組合では、毎年この碑の周囲の草を刈り、清掃を続けておられます。今は訪れる人も少なく、碑のある小山の上まで上る人はほとんどいないのではないとのことですが、東条川疏水ネットワーク博物館の活動で、その起点となる鴨川ダムを訪れる人も増えてきました。この釣針碑がある地点は標高165メートルで、ダムに通じる道路から約20メートル高く、そこからの眺望は、昨日のブログで紹介した通り素晴らしいものです。ぜひ、一度訪れてみて下さい。
 
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真夏の鴨川ダムと東条湖風景

2023年08月10日 05時59分55秒 | Weblog
 


 8日(火)の昼頃、加東市黒谷の鴨川ダム、東条湖に寄ってみました。真夏の青空には白い雲が浮かび、強い日射しが照りつける中でしたが、心地よい風も吹き渡るなか、ダムへ通じる道を進み、管理事務所前に車を置いて、山の上の愛宕神社に通じる階段を上っていきました。
 きれいに草が刈られており、しばらく坂道を上ると、山上には、平らな広場ががあり、その中央奥に神社の祠がありました。愛宕神社です。お参りをして、しばらく静けさの中に身を置きました。
 愛宕神社のある山上からダムと湖を見下ろしました。少し水位が下がっていますが、湖の青と周囲の緑が美しく映えていました。中央に突き出た半島の先の大岩の上に水天宮の祠が望めます。毎年、水天宮祭が行われ、水の安全と豊かな実りが祈られます。
 鴨川ダムは眼下の峡谷を堰き止めた重力式ダムで、昭和26年(1951)に完成しました。敗戦直後の占領中でしたが、食糧難を救うためにこの鴨川の峡谷を堰き止め、貯水池をつくって水を確保するという大事業が行われたのです。この湖の底には、7戸51人の人々が暮らす土井部落がありましたが、ダム建設のために涙をのんで立ち退きをされました。そんな歴史を思い浮かべながら、今、干天にあっても加東、小野、三木の田を潤し、水道の水源となっている東条川疏水の源のダムとして大きな役割を果たしていることを感慨をもって自ら確認しました。
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県政資料シリーズ第Ⅹ集で加東市の「推し景観」を特集

2023年08月08日 05時14分08秒 | Weblog
 

 この度、県政資料シリーズの第Ⅹ集を発刊しました。2部構成になっており、Ⅰ部は私の歴史ブログ「ふるさと加東の歴史再発見」の投稿記事から、そしてⅡ部は同じく議員活動ブログ「百聞百見」の投稿記事からの抜粋という形で県政報告としています。
 Ⅹ集のテーマは「ふるさと加東の推し景観」とし、加東市の木である桜を中心にまとめました。市内には桜の名所が多くあり、それらを紹介するとともに、三草山の寝仏姿、やしろの桃でしられる桃園、大賀ハスの平池公園、雲海の五峰山山国ため池から望む朝日や夕日の景色等々、加東の自然の景観を紹介しました。
 私たちはふるさとの歴史、伝統、文化や自然の景観、風土の影響を受けながら育ち、暮らしながら、自らの人間観や人生観、世界観などを形作っていきます。中でも山や川、ため池、田圃などいつも目にする景観は目に、心に焼き付いて、ふるさとを思い出させてくれるものです。その中に家族や親しい人々との繋がりも懐かしい記憶として刻まれています。そんな「景観」を特集しました。
 A5判200ページ、非売品です。お問い合わせは藤本百男事務所までご連絡ください。Ⅸ集は「ふるさと加東に刻まれた青春」として、県立社高等女学校、嬉野学徒錬成場・公民研修所の記録を特集しましたが、残部があります。
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夏の朝のタマムシ、チーチーゼミ、昼間のアブラゼミ

2023年08月07日 04時27分39秒 | Weblog
 


 毎日猛烈な強さの日射しが照りつけています。そして、セミの鳴き声が降り注ぎ、庭に出ると耳がジーンとして脳まで支配されそうな感じになります。
 セミは夜明け前から鳴きはじめ、午前10時頃まで鳴き続けます。昼間は休憩なのか昼寝タイムなのか、庭も静寂を取り戻します。日が傾いた頃にまた鳴きますが、朝ほどの元気はありません。
 昼間、庭に出ると、驚いてセミが飛び立ち、木や家の壁にぶつかるように飛び交います。クマゼミは、小さな鳥のようにも見えてしまいます。
 そんな夏の朝、地面にタマムシがころがっていました。命尽きて間もない感じでした。板の上に置いてその美しい姿を撮りました。別の日の朝、まだ日が昇る前の網戸にチーチーゼミが止まっていました。前の晩をここで過ごしたんでしょう。そして、静寂が訪れた昼前の庭のナンキンハゼの幹には、アブラゼミが縦列駐車のように止まっていました。令和5年の夏の風景でした。
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4年ぶりの地区夏まつりー光明寺と稲尾で

2023年08月06日 05時20分38秒 | Weblog
 

 5日(土)の夜、日が西に沈んだ午後7時頃、加東市の北端に位置し、五峰山の麓にある光明寺地区では、4年ぶりの夏まつりが開催されました。公民館の北側の高台にある広場には、踊りの櫓が組まれ、テントの下では、消防団員が屋定番の焼きそばやフランクフルトをつくり、また、アイスクリームの店を出して夏まつりの賑わいが準備されていました。地区の老若男女が思い思いに語らい、交流している上滝野地区の役員さんらも出席して久方ぶりのまつりを楽しみました。踊りは加東よしよし音頭、炭坑節、河内音頭に加えて最近流行りの踊りもかけられ、櫓を囲んで輪ができました。櫓の上では、和太鼓の水龍会の皆さんがリズムよく太鼓を打っておられました。まさに夏まつり復活を実感しました。
 8時過ぎには、その五峰山を西に望む台地に位置する稲尾地区へ。ここでも4年ぶりの夏まつりが盛大に開催されていました。公民館前広場では、踊りの輪も二重になり、新しい踊りも見よう見まねで一緒に踊ることができました。踊りのグループの皆さん、水龍会の太鼓がまつりを盛り上げ、世代を超えて真夏の夜のひとときを楽しまれていました。
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令和5年8月2日の夜空に 東条湖上の花火、そして東に満月

2023年08月05日 05時50分26秒 | Weblog
 


 コロナを克服した令和5年の夏、8月2日の夜空には、東条湖上に4年ぶりの花火が打ち上げられました。そして、東の空低くには、ほぼ満月の月がかかり、真夏の夜の空を飾ってくれました。
 湖上に華やかに開く8号玉の大輪の花火は最高ですが、こうした小さな花火も何か静かさ、美しさを感じさせてくれます。また、宇宙のビックバンを想起させるような爆発の瞬間の花火も好きです。
 帰宅すると、東の空にぽっかりとまん丸い月がかかっていました。今日の夜空の主役は東条湖の花火でしたが、終わったあとの静かな空の主役は満月に替わっていました。
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令和5年真夏の空と雲-嬉野台地とゆら野で

2023年08月04日 05時33分06秒 | Weblog
 

 8月に入っても、真夏の猛暑が続いています。高気圧に覆われ、空は青く晴れ渡り、強い日射しがストレートに射し込み、熱風が吹いています。
 2日、加東市の嬉野台地にある兵庫教育大学に寄りました。台地の空は広く、見上げる高い空には、箒で掃いたような雲が流れていました。
 3日、社の市街地の南西、ショッピングパークBio、バスターミナルのある平地、ゆら野の田の中から東を見ると、広がる空の下、東の方に積乱雲が立ちのぼっていました。スマホで調べてみると、遠く、大阪府と奈良県の境の辺りに雨雲マークがありました。そんな遠くの雲が見えるんですね。まさに真夏の空と雲でした。
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4年ぶり開催の加東市花火大会-東条湖上に映える大輪の花火

2023年08月03日 05時30分18秒 | Weblog
 

 2日(水)夜、加東市黒谷の東条湖畔で花火大会が開催されました。コロナの影響で3年間開催されていなかったので、4年ぶりの開催となりました。見物会場には100店余りの露店が並び、待ちに待った湖上の花火を楽しみにしてい見物客で一杯になっていました。
 東条湖畔には夏の夕べの心地よい風が吹き、空はきれいに晴れて絶好の花火日和となりました。日が沈み、西の空低く山並みが黒い影となった頃、大きな音が響き、花火が打ち上げられました。会場や湖畔で見物する人々から歓声と拍手があがり、子供達は飛び回って喜ぶ姿がありました。花火は30分間、1500発、8号玉の大玉花火も空高く打ち上げられ、その色鮮やかな光が静かな湖面に映えて幻想的な光景が広がりました。
 コロナを乗り越え、こうして夏の楽しみ、東条湖の花火大会が盛大に開催されたことを心から喜びたいと思いました。
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令和5年猛暑の夏-8月1日早朝の姫路城

2023年08月02日 05時35分38秒 | Weblog
 

 8月1日(火)の早朝、まだ日が昇る前に宿所から歩いて姫路護国神社に参拝しました。ジョギング、ウォーキングの人が神社前を通る際に合掌や一礼をして行く姿が見られました。静かな境内を進み、拝殿で参拝しました。つい2日前に社の忠魂碑の清掃を行ったばかりでもあり、英霊の御魂に感謝の祈りを捧げました。
 そのあと、隣の広場で姫路城が木々の間から望める眺望台から、まだ朝日が届いていないお城の天守閣を望みました。そのあと、お堀沿いを歩いて、姫路城の広場に入る辺りで、東の空が明るくなりました。まだ天守にはその光は届いていませんが、くっきりと優美な姿を眺めることができました。
 
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