ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

社の市場-今昔

2014年01月24日 05時54分24秒 | Weblog


 加東市社の市街地のほぼ中央から東へ延びる一筋の道があります。この道筋がかつて社の市街地で古くから一番賑わった田町筋です。現在では商店は激減し、昔ながらに営業している店舗もありますが、静かな住宅街に変化しています。

 田町には西から西田町、中田町、東田町の3つの町内会があります。私は真ん中の中田町に属していますが、長老から昔の賑わっていた頃の話を聞かされたものです。もちろん、私が小さい頃も商店が軒を並べていました。おもちゃ屋、豆腐屋、肉屋、歯医者、本屋・・・何でも揃ってしまうほどでした。

 この田町通りの真ん中より少し西より、通りの北側に駐車場や倉庫になっている一角があります。(写真下)
 かつて、この場所に市場がありました。市場の名称は「株式会社・社海陸物産定市場」で、塩、魚、乾物、青物、果実などの食料品が取り引きされ、この地方の食料流通拠点の役割を果たしていました。
 写真は昭和初期のものだと思われます。市場の前に勢揃いした当時の関係者のものです。前列中央には、社町長(旧社町:昭和の合併前の社町)になり、さらに日本運送を起こした大橋実次氏、また、のちに社町長(新社町)になる父、藤本豊治の若き日の姿も写っています。当時、父は市場に住み込んで働きながら文学にのめり込んでいたようです。
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