ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

除夜の鐘-持寶院の大師堂で

2011年01月01日 15時22分47秒 | Weblog
 平成22年の大晦日、心配された雪も降らず、おだやかな天候でした。夜になって冷え込んできましたが、いよいよあと30分で新年の時刻に持寶院に除夜の鐘を撞きに友人と出かけました。山門にはもう行列ができていて、ご住職が鐘を撞く心について話しておられる最中でした。山門の楼上に吊された鐘を撞き棒から下がったロープを引き下げて鳴らします。うまくタイミングが合わないときれいに鳴りません。手を合わせ、ぐっと力を入れて地面に向かって引き下ろしましたが、少し合っていなかったようでした。
 本堂ではぜんざいのお接待を受けました。温かくて甘いぜんざいを味わいながら参拝の皆さんとあいさつを交わします。教え子にも出会いました。やっと博士号をとりました、という報告をしてくれた子もいました。すごいですね。よく勉強したんですね。専門をたずねると遺伝子工学ということでした。同級生同士でこの除夜の鐘に合わせて集まったようでした。よく海外に仕事に行っている同級生にも出会いました。
 本堂を出て、次に境内の大師堂に参拝し、護摩木に願いを書いて納めました。ご住職が大師像の前でお経をあげておられましたが、実に厳かな空間でした。お大師様の白いお顔、太い眉、大きな目が堂の真ん中で灯りに白く浮かび上がっていました。
 猛暑、豪雨、口蹄疫、政治の混迷、円高・デフレ、領土領海侵犯、さらには高齢者所在不明問題、検察崩壊、相撲協会問題など挙げればきりがないほどの、まさに難続きの一年でした。ただし、難ばかりではなく、惑星探査機はやぶさの奇跡の地球帰還、ノーベル賞ダブル受賞など国民が誇りと勇気を与えられた話題もありました。そんなこんなをお大師様のお顔を見ながら回顧する大晦日でした。、
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