ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

朝光寺で5年ぶりの「鬼まつり」^コロナ禍乗り越え伝統の鬼追い踊りを奉納 

2024年05月06日 05時34分46秒 | Weblog
 

 

 

 


 5日(日)のこどもの日、加東市畑の朝光寺では、伝統の鬼まつりが行われ、5年ぶりに鬼追い踊りの奉納が披露されました。
 コロナ禍で4年間は踊りが公開されなかったので境内にはこの日を待ちわびた多くの人が踊りの始まりを待っていました。青空と新緑、そして心地よい風が境内を吹き抜けていきます。多宝塔の隣では、お茶席が設けられ、野点も5年ぶりに復活し、おいしくいただきました。また、加東市観光協会、観光ボランティアの皆さんがテントで案内をされました。
 午後1時前には、境内に僧侶が入場し、本堂で大般若経の転読法要が始まりました。国宝の本堂には、多くの人がすわり、大音声で経典を読み上げる僧侶の声と姿に見入りました。
 そして、お経の続く中、本堂と山門の間に設けられた仮設舞台で鬼追い踊りが始まりました。鐘の単調なリズムに合わせて、まず翁が登場し、松明をふりかざして踊ります。よく乾いた松明はよく燃え、保存会の方が時折り、水でその火を抑えに入ります。次に斧や刀、錫杖を持った鬼が登場し、舞台狭しと飛び回り、足を踏みならして踊りを披露しました。
 そして最後には、翁と鬼が舞台に勢揃いし踊り、まつりは最高潮に達しました。地元畑地区の保存会の皆さんによる伝統の鬼追い踊りの継承に心から敬意と感謝を捧げたいと思います。聞くところでは、今年は2名の若い人が加わり、踊りを披露することができたとのことでした。踊りの継承に加えて、鬼の面や衣装、錫、刀、斧などの道具の保存、管理もまつりを維持していくために大事なことです。
 踊りが終わったあと、つくばねの滝と鹿野川の静かなながれを見ることができる川に下りてしばく静寂を楽しみました。そこへトンボが飛んできてシダの葉の先に止まりました。 滝から上がってきて、多宝塔から本堂を望むと、松明の火をおこしていたたき火場から煙が空に昇っていました。いい鬼おどりでした。
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