ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

敦賀気比神宮に参拝 

2016年01月31日 04時42分44秒 | Weblog
 30日(土)、日本会議兵庫北播磨支部の移動研修で福井県敦賀市の気比神宮に参拝しました。北陸道総鎮守、越前国一之宮の気比神宮は神様の降臨から二千年、神社創建千三百年の古い歴史を有しています。敦賀市は訪れたことがありますが、気比神宮は初めての参拝でした。
 日本三大木造鳥居は高さ11メートルの立派な大鳥居でした。旧国宝で、現在は国の重要文化財に指定されています。
 ところで、神宮には主祭神の伊奢沙別命(いざさわけのみこと)、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、日本武尊、玉姫命、武内宿禰命の七神が祭神として祀られています。その説明を神職の方から聞きながら、わが加東市との不思議な縁が浮かんできました。
 加東市穂積にある「乳池さん」の伝説です。神功皇后といえば、三韓征伐で知られる第14代仲哀天皇の皇后であり、15代応神天皇の母です。今から千数百年も前のことですが、征伐中に応神天皇がお生まれになり、鳩は乳のかわりに泉の水を運んでいた、という伝説です。
 もう一つは、応神天皇に関してです。加東市社にある関西電力社営業所の正面玄関の脇の大きな石に古歌が刻まれています。

愛しき 小目の小竹葉に
霰ふり 霜ふるとも
な枯れそね 小目の小竹葉

 この歌は、昔、応神天皇が播磨を巡幸されたときに、穂積の里(ほづみのさと:今の加東市穂積を中心とした広い範囲の地域)の小目野(おめの:今の加東市野村の小部野か)で、詠まれた歌とされています。
 わが郷土に伝わる神功皇后、応神天皇の伝説と敦賀気比神宮との縁に思いを巡らせながら参拝をしました。
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