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ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和10年-麦検査

2010年02月27日 05時16分31秒 | Weblog
 昭和10年(1935)の「麦検査日割表」が社区事務所(現加東市社)の雑書綴に綴じられています。A5判ぐらいの小さなビラに社町(現社小学校区)の地区名と検査日一覧と検査に備えた準備心得のようなことが印刷されています。
 末尾に印刷されている俚謡がなんともいいですね。

昭和拾年度麦検査日割表

●乾燥第一主義

 名   七月

山国(上) 二日  十
山国(下) 三日  七
松尾    四日  日

野村    五日  十
貝原    七日  八
鳥居    八日  日

西垂水   九日  十
窪田    十日  九
家原   十一日  日

梶原   十三日  二
喜田   十四日  十
上中   十五日  日

   六月十日決定

●受検準備
一、晴天ハ必ズ屋外検査
二、票箋ハ受検前ニ記入洩レナキ様ニ
三、重量ハ正味十六貫匁(六十キログラム)
四、古俵ハ一空ニ限リ使用ヲ許サレテイマス
五、五ヶ所共緊括デナイト再調ヲセネバナリマセン

俚 謡
●とかく御麦の嫁入衣裳
    古衣着せては家の恥
●人なみの義理人情はわきまへど
    検査の道はいたし方なし

        藤本検査員受持区
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