ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

東条川疏水をゴムボートで下りながら疏水学習-安政池の畔で

2023年10月29日 06時18分06秒 | Weblog

 

 

 28日(土)、秋晴れの下、東条川疏水をゴムボートで下るという体験をしながら疏水について学ぶ「水路deボート探検」が行われました。

 この企画は、兵庫県東播土地改良区が主催し、近畿農政局や兵庫県加古川流域土地改良事務所はじめ東条川疏水ネットワーク博物館会議が協力して行っています。今年は、加東市社の交流施設halk付近の田圃でイモ掘り体験も行い、バスで、加東市松沢の安政池に移動し、池の畔を流れる幹線水路約800メートルをゴムボートに乗り込んで疏水の水の一部となって流れながら、疏水クイズに答えていくという企画になっていました。

 東条川疏水博物館は、鴨川ダム、昭和池を起点とする疏水網、ため池などの水利施設などを、地域の貴重な資源として次世代に伝えて行こうと、行政、教育、事業所、グループなど多くの主体が参加して活動する「屋根のない博物館」です。中でも、ダムや水路を管理する東播土地改良区が中心になって行うこの疏水下りは、子供に人気の取り組みです。私も毎年この行事の様子を見学しています。

 スタート地点で、東条川疏水について紙芝居を使った学習をし、ヘルメットやライフジャケットを身につけて、4人組になってゴムボートに乗り込みます。中には、「緊張してきた」という子もいて、ちょっとしたスリルを味わう探検に出発していきました。この水路の水が、時にはトンネル、水路橋、サイフォンを通って遠くの池、田圃に送られていきます。農業だけではなく、水道にも使われており、まさに命、生活の源になっている東条川疏水です。

 水路を流れながら、ゴムボートから子供達の歓声が聞こえてきました。大阪・関西万博のフィールドパビリオンにも認定されています。さらに楽しい企画になることを祈っています。

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