ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

道徳カルタ-道徳心を高める社町の取り組み

2010年03月21日 05時06分41秒 | Weblog
 家の中を片付けていると、懐かしいものが出てきました。「道徳カルタ」です。4人の子どもたちが毎年正月になると札を取り合って練習していました。社町の大会があるので子ども会で組を組んで出場するのです。
 かるたには、住民から募集された標語が読み札に選ばれており、子ども達は繰り返し読んで暗記していました。読み札には、公衆道徳に関するものや社町の名所や伝統行事などが読み込まれており、大人になった子ども達も今でも懐かしそうに口ずさむことがあります。
 合併してから恒例のかるた大会がなくなったことを惜しむ声もよく聞きます。昭和54年(1979)に社町が「道徳心を高める都市宣言」をし、住民運動として推進をしてきたものですが、「道徳カルタ」は昭和57年につくられました。
 写真はその一つ、社町上三草にある「孝女ふさ」の碑を題材にしたカルタで、「わら打って親を助けた孝女ふさ」の読み札と、そのようすを可愛く描いた取り札です。この歴史ブログでも何度も紹介してきた「孝女ふさ」のことを小さい頃からこうしたカルタを通して自然に知っていくことができるのです。
 合併して無くなるのは残念というのは同感です。加東市の新「道徳かるた」を住民から募ってつくってみてはどうでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする