ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和4年-区長の視察旅行(大阪京都)

2010年03月03日 04時45分04秒 | Weblog
 昭和4年(1929)の1月、区長の視察旅行の案内通知が社区事務所(現、加東市社)の「雑書綴」に綴じられています。社町長から各区長宛に出されたもので、行先は大阪、京都になっています。茨木でウドの栽培を視察して京都では御大典の式場見学という行程になっています。昭和の御大典は、前年の昭和3年11月10日京都御所で即位式が行われ、さらに14日から15日にかけては大嘗祭、16日からは提灯行列や旗行列が行われました。
 この視察旅行は、今の区長会の視察旅行にあたるものなのでしょうが、正月早々の視察だったんですね。


昭和四年一月三日
          社町長
各区長 殿

新年の吉兆千里同風目出度申納候
就而先般御協議申置き候視察
旅行先之通リ決定致シ候条同
時刻迄に御出張相成度欠席ノ御
方ハ五日午前中ニ豊国相成度申候
及通知候也

 左記

一、出張月日 昭和四年一月六日七日ノ二日間

一、集合時刻 一月六日午前一時(一時半出発)

一、視察地  摂津茨木付近ウドノ栽培ヲ視察
       シ京都ニ至リ御大典式場拝観

一、集合場所 社町役場

一、補助費  壱人拾圓
  万一集合時刻ニ遅レタル方ハ京都三条小橋(松屋旅館)ニ御越シ相成度念為申し添へ候 
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