昭和7年(1932)5月、社町青年団が郷土軍慰問金募集のために佐保座(社にあった劇場)で映画鑑賞会を開催しています。その案内文が社区長の「雑書綴」に綴じられていました。そして、当時青年団員であった父の日記で確かめてみると、関連する記述もありました。小学生や女学校の生徒もずいぶん広い範囲で鑑賞していたこともわかりました。
①案内文
謹啓濃緑初夏之候益々御健勝の段大慶に存じます。
扨今回社町青年団事業の一環として郷土軍慰問金募集のため佐保座に於きまして映画鑑賞会開催いたします。就きましては御多忙中甚だ恐縮には存じますが、御奨励のため御来臨の栄を賜りたく謹んで御案内申上げます。
追而御来場の時日は何日にても結構に存じます。
同封会員券御持参下さいますやう御願ひ申上げます。
五月二十三日
社町青年団
殿
②日記から
五月二十五日
~前略~
活動第一日 昼、社小学校、女学生で一杯。
雨降ることしきりなり。
夕方は雨やめて風が出る。
入場人員七五〇名余り。盛会に終る。
~後略~
五月二十六日
~前略~
加茂、三草、中番、曽根、滝野各小学生参加する。約六百名。
タイガ、突撃三勇士、光を仰ぎて、赤垣源蔵、皇国の礎、それで結構だ。
夜の入場者数六五〇名位。
~後略~
①案内文
謹啓濃緑初夏之候益々御健勝の段大慶に存じます。
扨今回社町青年団事業の一環として郷土軍慰問金募集のため佐保座に於きまして映画鑑賞会開催いたします。就きましては御多忙中甚だ恐縮には存じますが、御奨励のため御来臨の栄を賜りたく謹んで御案内申上げます。
追而御来場の時日は何日にても結構に存じます。
同封会員券御持参下さいますやう御願ひ申上げます。
五月二十三日
社町青年団
殿
②日記から
五月二十五日
~前略~
活動第一日 昼、社小学校、女学生で一杯。
雨降ることしきりなり。
夕方は雨やめて風が出る。
入場人員七五〇名余り。盛会に終る。
~後略~
五月二十六日
~前略~
加茂、三草、中番、曽根、滝野各小学生参加する。約六百名。
タイガ、突撃三勇士、光を仰ぎて、赤垣源蔵、皇国の礎、それで結構だ。
夜の入場者数六五〇名位。
~後略~