ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

新定の地蔵さん前の道標

2009年03月14日 05時28分58秒 | Weblog
 加東市新定にあるという忠魂碑をさがして県道小野藍本線の東条診療所の向かい側の小道に入っていった時、すぐ左手にこんもりと茂った木の下に塀で囲まれた一角があり、そのそばに太くどっしりとした道標が立っているのが目にとびこんできました。
県道から入ってすぐの所なのにまるで別世界のような静けさと厳かさが漂っていました。そこには石仏が祀られていました。石仏の後ろにはさらに古そうな同じ大きさ、形の石がありました。もちろん、それが「砂子の地蔵さん」として親しまれていることはあとで調べて分かったことでした。
 さて、この道標には「右 やし路北条」「左 姫路高砂」と深々と彫ってありました。実に立派な道標です。慶応三年の建立とありますから、王政復古の大号令が出された記念すべき江戸幕府終わりの年に建てられたんですね。
 この県道を何度も何度も車で走っていましたが、ちょっと脇の古い小道に入るとこんな歴史的な空間が今も静かに在ったんだと分かると嬉しくなってきますね。
 今日のブログは600回目の記念すべき投稿となりました。これからもふるさと加東の歴史再発見続けていきます。
コメント
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