「琳派芸術 第2部 転生する美の世界 酒井抱一生誕250年」
出光美術館 (2011年2月11日-3月21日)
宗達、光琳のものが多く出展された第1部は見ていないが、今回の酒井抱一、鈴木其一、尾形乾山に集中した展示は、これまでよく見た琳派展とは一味ちがっていて面白い。
抱一の銀、其一のデザイン性など、見事なもの。光琳、若冲に比べると描くことに関する徹底は
そちらの方があるけれども、面白いデザイン、見ているこちらの気持ちがふっと軽くなるところなど、彼らならではのものである。
抱一の紅白梅図屏風、十二ヵ月花鳥図貼付屏風、其一の三十六歌仙図の見事なデザイン、四季花木図屏風の笑う桔梗など。
またこの美術館には随分多くの乾山があって、食器がたくさんでているけれども、こういうものはコピー商品があれば実際に使いたい。
最新記事
プロフィール
- 自己紹介
- 興味を持っているものが意外なものにつながっていくことが好きで、そういう意味の個人メドレーです。音楽一般、オペラ、映画、本、水泳などが中心でしょうか。これまでの仕事はデジタルアーカイブでした。