「ギリシア人の物語Ⅰ」(塩野七生)を読んでアップしたばかりのところに、イギリスがEUにこのまま残るか離脱するかについて、EU全体に対し改善案(イギリスから見て)を提案、これはちょっと無理かなと思っていたら、それが採択された。イギリスではEU残留の是非について国民投票が予定されていて、今回の動きは、現政権がそれに備えて手を打ったもののようだ。しかし、これが一応うまく行ったとはいえ、投票の結果は予断を許さないともいう。
この比較的短い期間の動きを見ていて、国際政治の世界にこういうことがあるもんだと、少し驚いた。冷静といえば冷静、自分たちのエゴと、全体の安定・便宜、短期と長期、そのほかいろいろ考え、軍事的な動きもなしに、これが政治というものなのだろうか、そういうかけひきが行われた。
なにか、ギリシャの都市国家間の政治的かけひき、都市国家を成り立たせているその国内の政治、こういうことを思い起こさせる。やはりギリシャがヨーロッパの起源、それが伝統になっている、というのは単純すぎ、乱暴すぎなんだろうが、こうして重ね合わせ考えてみることも面白いし、意味がなくもないことだろう。
この比較的短い期間の動きを見ていて、国際政治の世界にこういうことがあるもんだと、少し驚いた。冷静といえば冷静、自分たちのエゴと、全体の安定・便宜、短期と長期、そのほかいろいろ考え、軍事的な動きもなしに、これが政治というものなのだろうか、そういうかけひきが行われた。
なにか、ギリシャの都市国家間の政治的かけひき、都市国家を成り立たせているその国内の政治、こういうことを思い起こさせる。やはりギリシャがヨーロッパの起源、それが伝統になっている、というのは単純すぎ、乱暴すぎなんだろうが、こうして重ね合わせ考えてみることも面白いし、意味がなくもないことだろう。