王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

グエン・ベトさん 死亡 ドクさんの兄

2007-10-07 08:33:40 | 海外
グエン・ベトさんが死去 ベトナム結合双生児の兄(共同通信) - goo ニュース
昨日ヴェトナムの病院でベトちゃんドクちゃんの結合性双生児の兄ベトちゃんが亡くなったそうだ。
謹んでご冥福を祈ります。
二人はヴェトナム戦争中に米軍が撒いた枯葉剤の影響と見られる結合双生児(爺が若い頃はシャムの双子と呼んでいた。体の一部を共有している奇形であうが彼らは下腹部を共有していた。)で81年に生まれた。
88年兄ベトちゃんが脳障害を発病、二人を生かすべく分離手術が行われた。
弟のドクちゃんは分離後しばしばリハビリの為来日するのを目にしたし最近は結婚した事を知っているが兄ベトちゃんは言葉を発することも無く命尽きた。
合掌
この話を聞いて連想される事がある。不謹慎をお許し願います。
結合双生児という言葉:ベトちゃんとドクちゃん
かねてから漠然と考えていたのだが「日本国憲法(特に第9条)」と「日米安保」この二つは「旧軍の政治壟断への反省」と「米軍の占領」の影響で生まれた結合双生児と見ると分かり易い。
「日本国憲法は軍備を否定し自衛戦争も認めない」「日米安保は自衛隊による米軍の護衛戦力を担わせ米軍基地をおき続ける」

「中国や北を相手に軍事力が無ければ無事か?」「米軍は日本を守るのか?」「安保が無ければ日本は孤児に!」「東アジア有事の際日本は米軍に加担するか?」

どちらの側も自分に都合の良い事しか発言しない。
現状をみれば、民主党の小沢氏まで「国連にオーソライズされれば海外派兵あり」としているので、「日本国憲法が脳障害を起こしつつある」

仮に「日本国憲法」に自衛権を認め自衛戦見合いの軍事力を持つ。「防衛の為、双務的な軍事同盟を米国と結びなおす」には結合双生児状態をサージカルカット(外科的手法でスパッと切り分ける)しなければいけない。
「日本国憲法」を永らえるのか「日米安保=日米同盟」を大切に思うのか? 
そのため、国民の政治的合意を取りまとめるのが「政治政党の役割」であるが与野党ともわが党の利益しか眼中に無い。
国民的合意が纏まればそれが外科医のメスに当たる。
国民的合意は民主主義の根幹である。国民的合意が(国会が妥当だが)何らかの形で承認されればそれが新しい「憲法」である。

共同通信:
【ハノイ6日共同】ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響とみられる結合双生児として生まれ、「ベトちゃんとドクちゃん」の呼び名で親しまれた兄弟の兄、グエン・ベトさんが6日、ベトナム南部ホーチミンの病院で死去した。26歳だった。脳症の後遺症で寝たきりで、最近、肺炎に加え腹部の出血などを併発していた。88年、成功すれば奇跡といわれた分離手術が成功。治療のため訪日もした。(引用終わり)

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