王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

日米首脳会談 「信頼築く、いいスタート切れた」!?

2011-09-22 08:15:26 | 政治
日米首脳会談「信頼築く、いいスタート切れた」(読売新聞) - goo ニュース

昨日21日昼(日本時間22日未明)野田首相はニューヨークの国連内でオバマ大統領と会談しました。
オバマ大統領は国連での昼食会前で30分ほどだったそうです。

まあ日本語で言えば「顔合わせ」ですよね。
野田首相は「個人的な信頼関係を築く良いスタートが切れた」と述べたそうです。
本当にそうでしょうか??
野田首相は少なくとも2点で本当の事を言っていません。
これは鳩山政権そして菅政権の置き土産ですが:
「普天間基地移設」が事実上困難にも関わらず「全力を尽くす」と公言(みんなの前で発言)しました。
前日でしたか政府は「玄葉外相とクリントン国務長官が普天間移設」を確認しています。その一方で沖縄の仲井間知事が「県内では事実上無理」と発言しているのですよね。
この方は自公政権時代は「普天間の辺野古移設」を進めていましたね。複雑な沖縄の事情を感じます。
政権交代で「辺野古移設」は無くなったやに思いましたが鳩山・菅政権のやった事はそれは真っ赤な嘘だったんですよ。
これで野田首相は3代続いて出来もしない事を米国大統領に約束し且つ国民の半数近くの期待も裏切っています。
世界経済の安定に領国が連携して行くそうですが「円高に苦しむ輸出業者」の立場を考えれば「ドルの垂れ流しを止めてくれ、さもないと米国債は買い続けられない」程度はそっと言っても当たり前だったでしょう。

本当の事を言わない首脳外交に両国間の関係深化が有るべきも無いし個人的信頼感なんて芽生えるはずがありません。
かくして日本の国会も「うそばかり」首脳外交も「砂上の楼閣」です。

それでも09年夏民主党に投票した国民はしばらく成り行きを任せ見守るしかありません。


読売新聞:
 【ニューヨーク=遠藤剛】野田首相は21日昼(日本時間22日未明)、就任後初めてオバマ米大統領と国連内で約35分会談した。

 両首脳は日米同盟の深化を図ることを確認するとともに、世界経済の安定化に向け、両国が連携していくことを一致した。

 日米同盟について、首相は東日本大震災の際の支援を通じて、「日本外交の基軸であるという信念が揺るぎなくなった」と強調した。

 米軍普天間飛行場の移設問題については、「日米合意にのっとって、負担軽減を図りながら、沖縄の皆様の理解を頂けるよう全力を尽くしていく」と述べた。

 欧州の債務危機に関しては、首相が欧州連合(EU)域内で早期に合意を得ることが重要だと指摘し、EU各国に働きかける考えを表明した。

 世界経済を巡っては、日米両国が経済成長と財政健全化の両立を目指す方針を確認した。

 会談後、首相はニューヨーク市内のホテルで、記者団に「個人的な信頼関係を築く、いいスタートが切れた」と述べた。(引用終わり)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする