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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

千葉県議選 浦安市区は「当選人なし」

2011-04-14 07:07:42 | 東日本大震災
千葉県議選浦安市区は「当選人なし」 県選管が決定(朝日新聞) - goo ニュース

三陸方面の地震の被害と福島原発事故の対策のまずさに関心が向いている間に10日の統一地方選が済んでしまいました。
その中でも「液状化被害対策で多忙」と県議会選挙を開催しなかった浦安市長ですがどうなったでしょう?
当初は片山総務相が「憲法で規定されたーー」なんて高い所から「開催を迫り」それを受けて森田県知事も「けしからん!」とか責任を浦安市に回していました。

3月11日の大地震以降「液状化被害」にあったのは浦安市のみでなく久喜市の一部栗橋市辺りでも起きていました。その中でも浦安市は地域の3分の2は液状化被害に遭いました。被害地域は浜爺が学生の頃海辺だった所を埋め立てた新開地なんですよね。
私や老妻は「あんな所に住んだら大きな地震の時大変だぞ!」と珍しく意見があったものです。

事の起こりは総務省が「統一選延期区域」に浦安市を組み入れなかった所にあります。
千葉県でも「森田県知事は視察にも来ないで」と浦安市長に反論され「いや副市長が視察した」と言い訳していましたがその結果は如何だったのでしょう?
東日本は非常事態なのだと片山総務相が認識していれば「延期の地域に認める」とか「実施を迫るなら人数を出す」か硬軟いづれも可能だと思うのです。森田県知事についても同様に思います。
結果は16万人の首長の判断が60万人県の知事を2期勤めた片山総務相のそれを覆してしまいました。
かくして浦安市選挙区(定数2)では当選人なしとの事で「再選挙」となります。
江戸時代なら片山総務相と森田県知事は「吏道不十分を理由に軽くても辞職、重ければ閉門」でしょうね。
今後も「東日本大震災」を非常事態と認識できない「お偉いさん達の言動を見て行きたい」と思います。


朝日新聞:
10日が投開票日だった千葉県議選の浦安市選挙区(定数2)で、災害対応を理由に投開票が行われなかった問題で、県選挙管理委員会は12日、同県船橋市で選挙会を開き、浦安市選挙区について当選人なしと決定した。26日までの14日間、異議申し出がなければ、翌27日から50日以内に再選挙となる。

 同選挙区は3人が立候補したが、投開票事務を行う市選管が、「震災の影響で投開票所の安全が確保できない」などの理由で、投開票の作業を拒否した。

 県選管によると、再選挙は5月6日告示、同15日投開票が現実的に最も早い日程という。 (引用終り)
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