王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

福島原発 汚染水放出

2011-04-05 08:15:39 | 福島原発事故
汚染水1万トン超、海に放出…やむを得ない措置(読売新聞) - goo ニュース

昨日4日夜から福島第一原発では「比較的汚染度の低い水」を海に放出始めたそうです。

連日施設内で「汚染水」の漏れが続きその受け入れ容量が限界に来ていましたよね。
その限界を引き伸ばしていたのは「トレンチ」にあった亀裂から海中への漏洩を続けていたからですよね。

その漏れを止める為「高分子ポリマー」等を使って作業していましたよね。
漏れる経路を調べるのに「染料」を流すとか聞いていた中ですからビックリしました。
「汚染水」が流出していただけでも環境にひどい影響を与えているのに「その漏れ止め解決の目処が無い(?)」のに加えて「比較的汚染度の低い水」を放出するとは驚きです。大胆だなー!!

メガフロートはとも角小型タンカーに貯める程度の手は実現出来なかったのでしょうか?
日本では「三尺流れれば仏の水」との言葉が有る位で水の汚染には寛容です。
本当に漏れているのは「ヨウ素」と「セシウム」だけでしょうか?
今朝のTVでは学者がついに「ストロンチューム90」は恐ろしいと発言しました。これは浜爺が子どもの頃「第5福竜丸」災害の時聞いた放射能物質です。
どうやら水や土から放射性物質を検査するには「その物質に限って調べないと有無が判らない」とか。ストロンチューム90の検出には3週間掛かると語っていましたが、事故は3週間前に起きています。政府の偉いさんならその辺の指示は済んでおりもう結論が出る頃と思うのですが。 まさかこれから調べるのでしょうか? 
「安全?」と聞けば「安全と答える」それは枝野でしょうか? と言うブラックジョークが流行っているそうです。
妊婦、乳幼児、子ども達や若い男女は放射能後遺症に警戒が必要です。


読売新聞:
東京電力は4日午後7時過ぎ、福島第一原子力発電所で高い濃度の放射性物質を含む汚染水の貯蔵先を確保するため、低濃度の汚染水約1万1500トンの海への放出を始めた。

 5日間かけて流す。原子炉等規制法第64条にもとづく緊急措置で、経済産業省原子力安全・保安院は「危険を回避するためのやむを得ない措置」として了承した。東電は「健康への影響は小さい」としている。今回の事故で汚染水を意図的に海へ放出するのは初めて。

 放出するのは、4号機南側にある集中廃棄物処理施設内にたまった水約1万トンと、現在は冷温停止している5、6号機のタービン建屋周辺の地下水約1500トン。50メートルプール6~7個分に相当する。

 集中廃棄物処理施設にたまっている水の放射性ヨウ素131の濃度は、海水の濃度基準の157倍ほど。5、6号機周辺の地下水は海水と雨水が混ざったものとみられ、5号機が同40倍、6号機が同500倍。同10億倍の2号機タービン建屋の汚染水と比べ、放射性物質の濃度はずっと低い。今回、海に放出される計1万1500トンの汚染水に含まれる放射線の総量は2号機タービン建屋内の汚染水の9リットル分程度だ。
(引用終り)
コメント (2)
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