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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

東証終値 1万円回復

2009-06-13 08:11:17 | 為替 ドル 株式
東証終値 8カ月ぶり1万円回復 上昇…夏場に調整局面(産経新聞) - goo ニュース

12日東証終値が1万円を越えました。
今週に入りザラ場で何度か1万円を越す場面がありましたが利食い売りに押され持ちませんでした。
週末のNY株価が若干の上げで終わりましたから来週も回復基調が続くと良いですね。

株価の(世界的)低落はリーマンショックが引き金ですがこれは日本が起こしたわけではありません。しかし狼狽売りに続いて輸出産業(特に自動車メーカー)の作りすぎによる売上不振による赤字が明らかになり一段と株価は下がりました。
メーカーの派遣切り、裾野の中小企業の業績不振と国内景気が急速に冷え込んでしまいました。

今回の1万円台回復も日本の実体経済が回復したわけでなくNYの株価と海外の市場の株価に引かれて上がっているだけに見えます。
08年度の補正予算、09年度本予算88兆円その執行も始まったばかりに14兆円の補正予算というばら撒き。
それが猛烈に効果を挙げ実体経済が回復しているとは見えません。

けさも麻生総理より鳩山元総務相の方がTVに出る場面が多かった様に見えました。
政治の方向が不透明ですから日本の実体経済自力回復は当面無理そうです。
虎の子を出して株を買おうとする方はもう少し様子見が良さそうです。
米国だって「デリバティブの始末」「GMの始末」が付いているわけでは有りません。何となく「格調の高い(と言われている)オバマ大統領の演説に魅せられているだけかもしれません」米国はここに来て過去最高の赤字財政を示しています。
日米共に赤字国債のばら撒きですから「付けの支払いはいつかどこかでしなければいけません」

ご用心! ご用心!

産経新聞:
12日の東京株式市場は、国内景気の回復期待などから続伸した。幅広い銘柄で買い注文が膨らみ、日経平均株価は昨年10月7日以来、約8カ月ぶりに1万円台を終値で回復した。日経平均の終値は、前日比154円49銭高の1万0135円82銭。東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は9・89ポイント高の950・54だった。

 ただ、市場の足腰は弱く、本格的な回復までには曲折も予想される。エコノミスト3人に聞いたところ、景気回復期待から平均株価は年内に1万2000円近辺まで駆け上がるものの、消費の出遅れなどで調整は避けられないとの見方が大勢だった。


 マネックス証券の村上尚己チーフ・エコノミストは「景気回復期待による上振れで、夏場にかけて1万1500円程度まで上昇する」と予測。市場では、個人の買い意欲が強まっているとの見方が広がる。


 しかし、第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストは「夏場にいったん調整局面に入る」とみる。「ボーナスの激減など、このところの賃金の低迷が消費を押し下げる」からだ。


 企業業績の底打ち機運が広がる一方、雇用や消費は出遅れ、市場では「株価と実体経済に相当ギャップがある」(大手証券)との声も根強い。村上氏も「景気回復期待には行き過ぎの面もある」と指摘。日興コーディアル証券の大西史一国際市場分析部長は「金融危機以前の水準に戻るまでには数年を要する」と、行き過ぎた楽観論にくぎを刺している。(引用終わり)
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