2月に行われたセンターの地域交流シネマ上映会を振り返り、私が感じたことは、やはり、率直な意見を言わせてもらえば、地域の人との交流を図るイベントだけに、参加される方も一般の健常者が多いことから、字幕付きは良しとしても、視力障害の方への配慮としての副音声ガイド付きは、映画を見ている人からすれば、本来の音と副音声が混じり合い、聴きとり難いと思われた方も結構おられたと思われます。
障害者センターとすれば、一般の方と、いろんな障害を持たれた方との交流を深める場としての上映会である為に、肢体障害者・聴覚障害者・視力障害者の方たちの配慮として、字幕や副音声ガイドの対応を考えなければならない点など理解できるのですが、今回は、全盲の方が2名程度、聴覚障害の方も少なかったようです。
地域交流の場としての一般の方を対象としたシネマ上映会を行うのであれば、最大公約数的な配慮が必要だと考えます。やはり、聴覚障害者の方には字幕は従来通りで視覚障害者の方にはイヤホーンで京都リップルさんのナレーションを聴いて頂くなどの検討が必要かもしれませんね。
また、映画が始まる前に障害者センターのいろんな取り組みやデモンストレーション・挨拶を行い、PRビデオ(字幕が無い時は、聴覚障害の方にはボランティアの手話通訳を一人設置)も見ていただくことが大切なような気がした。