One-Leg Playerの奮闘記

障害を持っていても松葉つえ1本でいろんなスポーツにチャレンジしています。

HCによって様々な指導!?

2023-06-23 14:14:59 | コーチング

男子車いすバスケットボール代表選手たちを指導する京谷和幸HC(ヘッドコーチ)によって、北海道のある車いすバスケットボールの1年前に出来たばかりのクラブチームを様々な指導方法で受ける側の現代っ子の選手たちも、目も知識も肥えていて素直に納得いくモノも居れば、疑問を持つモノも居たりする。

在り来たりの理論などは、もうすでに youtube やネット検索、書物などで調べ済みって訳で、まだ実力が伴わないのに頭でっかちのビギナーが多いため、これを指導する側にとって厄介なのです。

余程、現役のときに活躍した有名な選手だとか、実績を残した名コーチと言うブランド名に現代っ子は弱いと見られ、コーチする側からすれば、生半可な知識があるより初めから何も知らない方が、やりやすいかもしれませんね。ヘッドコーチによっても、理論や戦略ばかりに重点をおくコーチも居れば、基礎練習ばかりをやらせるコーチも居たり、フィットネスに力を入れるコーチも居たりする。中には熱血なコーチも居たりして、選手たちの心を巧みに揺り動かし、ネガティブからポジティブに変えるコーチも居て、人を指導することの難しさを再認識させられた思いです。

車いすバスケットボールでの障がいの重いローポインターも障がいの軽いハイポインターも日本代表が行う基礎練習(2プッシュスラローム・2プッシュターン・ダッシュしてストップ)やオフェンス(コートを広く使う)&ディフェンス(ゴールの位置と自分のインラインを意識して動く)の理論も同じモノを教えていると言うことです。特にローポインターには、ピックやアクセルオンキャスターを意識させていた。

それと障害が重いため体幹が使えずシュートのボールがゴールに届かず、その為に、距離を取ってボールパス(チェストパス)の練習をさせたり、腕立て伏せを強化したり、車いすの背もたれを柔らかくして、腕だけじゃなくて背もたれの反動も利用して、車いすも前進させその勢いでシュート練習を行うと見事にゴールインしたのです。ローポインターも、ピックやスクリーンプレーでディフェンスばかりではなくて、自分自身でもシュートを決めたいという夢を持っていたのです。

奇跡のレッスンの番組自体は、ちょっと強豪のクラブチームとの対戦は実力的に無理があり、相手チームが手加減してくれて、やらせっぽい気がしましたが、初めて車いすバスケに興味を持たれた方には、良い勉強になったと思います。こういう時に、こういう技術を使うんだと理解出来れば、もっと車いすバスケが好きになるかもしれませんよ。

🏀 パラ神奈川SCが22年ぶり4回目の優勝! MVPは鳥海連志 日本車いすバスケットボール選手権   
(2023/01/22,日本一を決める天皇盃で、私が印象に残ったパラ神奈川SCの全員のディフェンス意識です。)

 


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