頭が痛い、足が動かない... つらい症状があるのに、どこの病院でも診断がつかない。そんな患者さんたちが、最後に頼るのが千葉大学医学部附属病院の「総合診療科」だった。診断に特化したセカンドピニオン外来で、総勢21人の医師がチームで診療にあたる。率いるのは生坂政臣医師(65歳)。21年前、千葉大学病院に総合診療科を立ち上げ、原因不明の症状に苦しむ数多くの患者を救ってきた。
総合診療科のチームは、検査機器などは使わずに問診と身体診察だけで患者と向き合う。表情、言葉、匂い、汗、呼吸数はもちろん、症状と関係のなさそうな趣味や家の間取りまで問診し、深掘りする。病気には、「体=バイオ」の原因以外に「心理=サイコ」や「社会的=ソーシャル」な要素が大きく影響を及ぼすこともあるという。そこに私はスポーツと共通性を感じざるを得なかった。そのプレーが出来ない理由には、「体=障害」と「心=メンタル」や「トレーニング環境」などの要素が大きく関わって来ると言うことです。
チームの仲間とお互いに、トコトン話し合い連携を深め、個人々の課題を深堀りし、改善点を見つけることが大事ではないでしょうか。
◎診断がつかない症状の謎を解く 、大学病院のシャーロックホームズたち MBS毎日放送、6月23日(日)放送分、6月30日(日)22:59 終了予定
情熱大陸、医師・生坂政臣、総合診療科、千葉大学医学部附属病院・#1306